先月行われた衆議院選挙で開票作業のミスで生じた矛盾を取り繕うため、白票を1000票近く水増ししていた問題が明らかになった仙台市で、新たに、最高裁判所裁判官の国民審査でも有効票を水増しするなどの不正な集計が行われた可能性があることが分かりました。 衆議院選挙の開票作業で仙台市青葉区では不在者投票などをした人を2重に集計し、実際より投票者数が1000人近く増えるミスがあり、これを取り繕うために白票を水増しする不正な操作があったことが明らかになっています。 仙台市選挙管理委員会によりますと、これを受けて最高裁判所裁判官の国民審査の投票結果も調査したところ、同じような2重集計のミスがあり、投票者数が実際より886人多かったことが分かりました。 ところが、誤っているはずの投票者数と集計後の票数が一致しているため、職員のメモなどを基に調べたところ、有効票を500票水増ししたうえ、残りを持ち帰りの票に計