「丸沼芸術の森」とは 丸沼芸術の森(埼玉県朝霞市)は、美術館やアーティスト・イン・レジデンスを兼ねた複合施設です。村上隆さんをはじめとする40余名の作家がここから巣立ちました。名前のとおり自然の豊かな環境で、美術作品の展示だけでなくワークショップやイベントなども開催されています。 若い作家たちの制作の学びを深めるために美術品の収集も行っていて、238点に及ぶ世界有数のアンドリュー・ワイエスの水彩画・素描のコレクションもその中に含まれています。 5つの章でめぐる、ワイエスとオルソン家の記憶 本展は全5章の構成で、米国の国民的画家であるワイエスとオルソン・ハウスにまつわる時間、そして《クリスティーナの世界》が生まれるまでを、画家のまなざしとともに丁寧に追っていきます。 会場風景 若きワイエスが後に妻となるベッツィの紹介で、クリスティーナとアルヴァロのオルソン姉弟に出会ったのは1939年のこと。