今、話題の中国の大気汚染、わかりやすい強烈なネタばかりに目をとらわれる危険性について。 ■世界を注目させる、強烈な中国大気汚染ネタ 中国の国土の10%超、130万平方キロメートル超を覆う“灰霾”(スモッグ)。すでに西日本にも飛来していると、日本でも他人事ではないと大変な話題になっている。 (「中国大気汚染:流入の西日本「物質濃度が急上昇」毎日JP、2013年1月31日。「全国灰霾面积超130万平方公里 气象台首发霾预警(中国全土の“灰霾”カバー面積は130万平方キロメートル超に=気象台は初の”霾”注意報)」新京報、2013年1月29日) 世界的な話題になっているが、たんに汚染が深刻なだけではなく、見出しを立てやすい強烈なニュース&写真がそろっているという点は見逃せない。 (1)スカウターが爆発するほどの汚染 北京のスモッグは共産党独裁への脅威 ニューズウィーク日本語版、2013年1月31日