2025年になると、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に突入することで、社会保障費の現役世代に対する負担が増える。 また、団塊の世代が完全に労働環境から外れることで、人材確保が困難となる他、レガシーに対する知識を会社に蓄積することができていなければ、それはブラックボックスとなる。 会社は世代交代を急速に進めることを求められているのだ。 役員待遇で会社に残っている世代も、75歳になれば引退を考えることが多いのだろう。 主に人脈がモノを言う業界では、その世代が完全に抜けることで、体制が成り立たなくなるケースがあるのかもしれない。 そうならないような体制づくりを、残り1年余りで進めなければならないのだ。 新しい時代を切り開くためには痛みを伴う。 境町を誰かが引き受けなければならないのだ。 そうなると割を食うのは私たちのような中堅世代だろう。 上からは無理難題を突きつけられて、誰かに任せることので