楽天のアプリストア参入、「今さら」でも勝機見いだした2つの武器写真1●タレントの南明奈さん（中央）を招いて大々的に開催された「楽天アプリ市場」の発表会。左は島田副社長、右は栗原部長 楽天が2015年8月19日にサービスを始めた、Android搭載スマートフォン（スマホ）向けのアプリ配信サービス「楽天アプリ市場」。既に米グーグルや携帯電話事業者などが巨大なアプリストアをそれぞれ展開し浸透している国内市場で、何を今さら――。誰もがそう疑問に思う状況でも、楽天が「勝算あり」とみて最後発で参入するのは、地道な加盟店支援で楽天市場を国内有数のECモールに育て上げたノウハウと、一大仮想通貨に成長した自社ポイントという2つの武器があるためだ。 「幅広いジャンルで良質のアプリをそろえるとともに、アプリ開発会社を支援していきたい」（楽天の島田亨副社長）――。 華々しく報道陣に披露された「楽天アプリ市場」だが、全体的に小さくまとまっている印象は否めない（写真1）。And
