「プロ野球ドリームナイン」を提供していたXが,「大熱狂!!プロ野球カード」を配信するYに対し,著作権侵害等を理由に損害賠償請求,差止請求した事件の控訴審。すべての請求を棄却した原審と異なり,一部の選手カードについて著作権侵害を認めた点が注目される。 事案の概要 事案の概要は,一審判決(東京地判平25.11.29)に記載のとおり。 http://d.hatena.ne.jp/redips+law/20140406/1396713162 実名を使ったプロ野球選手のカードゲームに関するゲームの構成や,カードそのものが類似するとして,Xが著作権侵害等を主張していたが,原審ではXの請求がすべて棄却された。なお,Xの請求のうち,著作権侵害に基づく差止請求と,不競法に基づく請求については控訴審の対象となっていない。 ここで取り上げる争点 Yによるゲーム配信行為が著作権侵害を構成するか。 裁判所の判断 著
海外ではゲームがeスポーツとして広く認知されているのに対し、ゲーム大国といわれた日本が大きく後れを取っています。そこで、eスポーツの発展と切っても切れない高額賞金付きのゲーム大会が、日本であまり開催されない理由を法律家の目線から考察してみます。 目次 賞金目的で勝敗を競うことは賭博に当たらないの? 参加費無料でも風営法に注意する必要がある 高額賞金の大会が開催されないのはなぜか? おわりに GamesLaw(ゲームズ・ロー) 賞金目的で勝敗を競うことは賭博に当たらないの? 賭博に当たるかどうかは”偶然の要素”と”賞金の出どころ”がポイント 刑法185条では「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する」と定められています。ここでいうところの「賭博」とは、偶然の勝敗に関して財物を賭けてその得喪を争うことをいいます。 「偶然の勝敗」とはそのままの意味で、勝敗に少しでも運が絡んでくる余地が
徐々にではありますが、日本国内でもゲーム大会に賞金が付与されるケースが増えてきています。 春に書いたエントリーですが、 ゲーセンでも「賞金付ゲーム大会」が開催できる日はくるか?世の中は少しずつ変わってます アーケード以外のゲームでも、 「闘会議2016」の発表会が開催。賞金・賞品総額1億円超のゲーム大会「闘会議GP」など,の企画内容が明らかに – 4Gamer.net 1億ですって。 ゲームのタイトルの数が多いので、1つのゲームに対する賞金はもっと少額になると思いますが、それにしても、大きな金額ですね。 海外だと、もっと1つのゲームに対して、もっと大きな金額の賞金が付与されるケースも多々有ります。 真性引き篭もり: なぜdota2大会の賞金は22億円で、LoL大会の賞金は僅かに2億6300万円なのか。 22億とか、宝くじより金額大きいもんな・・・ では、なぜ日本では、こうした大きな金額を付
「半年後には竹島さんもご勇退だし、むつかしい事案に取り組むにはタイミング的にちょっとどうか」的な話が流れてきておりまして、何というか総萎えな展開となっております。まさかの花道対策で消費者問題が放置というのもいかにもな民主政権時代の官僚の横向き具合であり、お気持ちはとても分かるんですけれどもそれはどうなのでしょう、といった按配となっております。 せめて、ガチャの確率の明示をしなさいレベルの勧告ぐらいまでならいいんじゃないかと思ったんですけどねえ…。 私が手がけているわけではないけど、同業さんなどと協力して、過去にリリースした作品すべての関係先や、人脈図の作成などに着手しているようですが、釣りゲーでの裁判なんか笑っちゃうぐらいのソースコード丸パクリでの開発や、制作を担当する開発会社に対して射幸心を一層煽り熱くさせて課金するよう強制する「コンサルタント」の提示書面とかが次々と出てきて、ずいぶん過
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く