福島第一原発地下水の流れと汚染の概念図 東京電力福島第一原発で放射能汚染水が海に流れている問題で、東電は9日、流出を防ぐために岸壁近くの井戸から汚染水のくみ上げを始めた。東電が海への流出を認めてから3週間近くたって、ようやく防止策に着手した。 2号機タービン建屋東側に新たに掘った井戸から、同日午後2時10分からくみ上げ始め、1時間半ほどで3立方メートルくみ出した。しかし、地中の汚染水をすべて回収できるわけではない。東電は今後、井戸を増設してくみ上げる量を増やす。 くみ上げた汚染水は、タービン建屋と岸壁の間の坑道に移す。坑道は建屋とつながっており、建屋にたまっている汚染水とともに放射性物質を除去し、敷地内のタンクにためる。汚染水が増えることで、管理がさらに難しくなる。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方