みんなの党の浅尾慶一郎代表が28日、解党にあたって最後の記者会見に臨んだ。浅尾氏は、解党は党の理念や政策ではなく、政権との協調路線か野党共闘かという手法の違いが原因だと強調。渡辺喜美前代表との対立についても「感情的なものではない。政治手法の違いだ」と述べた。 一方で「政治家も人間だ。感情や思惑はある」とも述べ、党内の感情的な対立の根深さものぞかせた。浅尾氏自身は衆院神奈川4区から無所属で立候補することを明らかにした。 同党は2009年、5人でスタートし、13年の参院選後は36人にまで増えた。浅尾氏は「解党で何を学んだか」と問われ、「私は意外と不器用だ。今後は器用に生きていきたい」と感極まった表情で答えた。