ブックマーク / courrier.jp (39)

  • 日本と韓国の「非モテ」男たちが“反フェミニスト”になっていくワケ | 英誌が報じる「東アジアのインセル」

    韓国の若い男性たちの間で反フェミニズムが広がっていると、英誌「エコノミスト」が報じている。両国に共通しているのは、優秀な女性に対する反発、経済的見通しの暗さ、そしてネット上の煽りだという。 僕は「逆差別」の犠牲者 ソウル在住のシェフ、キム・ウソク(31)は、韓国社会における女性の地位に疑問を抱きながら育った。専業主婦の母親が気の毒でならず、自分はフェミニストなのだと思っていた。 だがこの数年でその考えは一変した。ネット上の一部の女性活動家たちが小さなペニスを嘲笑するなど、侮辱的な発言を目にしてショックを受けたのだ。 「男としての尊厳が攻撃されている気がしました」とキムは言う。2010年代以降、韓国社会は女性よりも男性を差別するようになったと彼は考えている。 キムには恋人がいるが、彼のような考えを持つ韓国人男性の多くは女性と付き合っていない。 先進国では男女間の意識の乖離が拡大しており

    日本と韓国の「非モテ」男たちが“反フェミニスト”になっていくワケ | 英誌が報じる「東アジアのインセル」
    lcwin
    lcwin 2024/08/06
    すれ違いが産み出す憎悪の連鎖といえばいいか、上に投げた石が放物線を書いてよそにあたる事象というか、そのあたりの社会的な流れ弾の傷つきにたいしては心理学的アプローチが可能なのかなあ
  • 【解説】フランス総選挙、極右躍進を支えたのは意外にも「女性票」だった | マクロンの賭けは裏目に

    フランス国民議会(下院、定数577)選挙の1回目投票が6月30日におこなわれ、極右政党「国民連合」が躍進し、最大の得票率を得た。 国民連合は得票率33%で首位に立ち、次いで左派連合の「新人民戦線」が28%、エマニュエル・マクロン大統領率いる与党連合は21%にとどまった。 フランスの総選挙は2回投票制で実施される。7月7日の決選投票で国民連合が勝利を確実にすれば、極右の首相が誕生する可能性がある。 2回投票制とは? フランスの総選挙の仕組みは、1回目投票で過半数を獲得した候補がいれば、そのまま当選となるが、いない場合は決選投票で決める。その際、1回目投票の上位2候補は自動的に決選投票に進み、得票率が12.5%を超えた候補も進むことができる。 このため、決選投票が三つ巴の戦いになる選挙区も出てくる。 国民連合が躍進した理由 移民排斥や人種差別的な主張を掲げる極右政党がなぜこれほどまでの支持を集

    【解説】フランス総選挙、極右躍進を支えたのは意外にも「女性票」だった | マクロンの賭けは裏目に
  • 現代人を「ポリアモリー」に向かわせているものとは何なのか? | 本当にそれは「形にとらわれない生き方」なのか

    近年、映画やドラマ、小説、エッセイなどでも「ポリアモリー」が出てくることが増えている。 ポリアモリーは、複数の人と同時に、合意のもとで親密な関係を持つこと、あるいは持ちたいと願うことを指す。従来の恋愛結婚観にとらわれない新しい概念として広がっており、その実践に関心を持つ人たちも少しずつ増加しているようだ。 そんな現在進行形の「ポリアモリーの大衆化」について、それは「形にとらわれない生き方」として「やや美化されているのではないか」と、米誌「アトランティック」が疑問を呈している。 現代人のポリアモリーへの関心は、自己の最適化や自己改善、成長、幸福といったものへの「現代人の執着」と深く関連していると、寄稿した米文学者のタイラー・A・ハーパーは述べている。 終わりのない自己改革や幸福の探求は、先行き不安な現代社会の文化的現象になっており、この探求に人生の意味を見出す人たちも少なくない。

    現代人を「ポリアモリー」に向かわせているものとは何なのか? | 本当にそれは「形にとらわれない生き方」なのか
    lcwin
    lcwin 2024/02/26
    ポリアモリーの容認と人間関係における新自由主義は相性いいけど、それをマクロで批判するのはそれなりに意味はあるきはする
  • 女性を借金漬けにして強制売春… 「日本のホストクラブはまるでカルト」 | お姫さまから「セックスワーカー」へ転落

    甘い言葉で若い女性をだまし、法外な料金を請求する悪質なホストクラブの手口を中国紙が取材。店への借金返済のために売春に従事させられた女性などに、恐るべき「洗脳」の手法を聞いている。 ユノがホストクラブの客引きの男から初めて声をかけられたのは、18歳のときだった。 「イケメンのホストとおしゃべりしてお酒を飲むだけの楽しいところ。怖いことは何にもない」──その言葉を信じて、店に入った。 ところが数ヵ月のうちに、ユノは150万円近い借金を抱えることになる。「愛している」と言ってくれたホストからは、たまった店への支払いを完済するよう迫られた。 そんな大金を持ち合わせていない彼女は、女性をい物にする東京の性産業に放り込まれた。 請求金額を払えず、強制的に売春 現在20歳になったユノは傷つき、不安におびえる毎日を送っている。悪名高い東京・歌舞伎町で売春を強要される一方、ホストクラブへの借金は減るどころ

    女性を借金漬けにして強制売春… 「日本のホストクラブはまるでカルト」 | お姫さまから「セックスワーカー」へ転落
    lcwin
    lcwin 2024/02/09
    支払い能力を超えたツケ払いが押し貸し的に使われてるのは相当問題なんだけど、愚行権との兼ね合いでうまく切り込めないかねえ
  • 英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか

    建設費の膨張、参加予定国の撤退など混乱の大阪・関西万博について英紙「フィナンシャル・タイムズ」が皮肉めいたコラムを掲載。その手に汗握る展開は、まるでドキュメンタリードラマを観ているようだと揶揄する。 会場はいまだ「殺風景な駐車場」 メキシコとエストニアは撤退を表明したが、デンマーク、カメルーン、ジャマイカはまだ参加を希望している。 建設費のあまりの急騰ぶりに、ブラジル、アルゼンチン、ポーランドは、自国のパビリオンを簡素な「倉庫タイプ」へ変更することを検討中だと伝えられる。 欧州のある国は、日最大手の建設業者から「希望通りのパビリオンを作ることはできるが、完成は万博が閉幕してから1ヵ月後になる」と告げられたらしい。 ドキュメンタリードラマのシリーズを一気見できる時代にあって、2025年大阪・関西万博の開催準備は「完璧」な進捗を見せている。主催者側が全力で頑張れば、2シーズン分のボックスセッ

    英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか
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    lcwin 2023/12/19
    公共事業を素直にやると、ムダだなんだとなるから万博や五輪のようなイベントを大義名分に借りないといけないのよね、という慨嘆はある。
  • ブレイディみかこ「自分を愛することは絶えざる闘いだ」 | 怒りをごまかさない人が増えれば日本は変わる

    コロナ禍で医療や福祉、小売業に従事するエッセンシャルワーカーの存在が脚光を浴びた一方、他者をケアし、社会インフラを支えるために働く彼らの賃金は低く、待遇も改善されないままだ。 新著『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』で、ケアする仕事に就く人々が抱える貧困や差別の問題を取り上げたブレイディみかこさんは、状況は依然として厳しいままだが、日英両国で変化の兆しが見えはじめていると話す。 報われない「聖なる仕事」 ──『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』(KADOKAWA)では看護師や保育士など、いわゆるケア労働に従事する人たちが職場でのハラスメントや貧困に苦しむ姿が描かれています。 英国ではコロナ禍で、医療従事者などのエッセンシャルワーカーがすごく感謝されたんです。ところが彼らの賃金はその後もまったく上がらず、物価高が始まると生活苦に陥りました。看護師さんがお金がないので事を抜いて働くとか、彼らが貧

    ブレイディみかこ「自分を愛することは絶えざる闘いだ」 | 怒りをごまかさない人が増えれば日本は変わる
    lcwin
    lcwin 2023/11/09
    自己表現が大事で、それを文芸や音楽に託すのもまた自己表現なのかもしれなくて、歌舞音曲を規制するのは伝統的に為政者がよく行ってきたよなあと、ふと。
  • 同性婚が日本で認められない背景にあった、保守政治家と「神道政治連盟」の強い関係 | 宗教右派に依存してきた自民党との強い関係

    神道系政治団体の政治的影響力 何百万人もの日人にとって、神道は精神的修行というより文化的な修行だ。毎年正月を迎えると、多くの人が神社に参拝し、新しい年の幸運を祈る。また、恋愛や受験、就職がうまくいくように祈願する人も多い。 このような儀式は、決まった信条の下におこなわれているわけではない。土着の宗教である神道には、公式な教義も経典もない。一方、日では一般的にほとんど知られていないものの、全国8万社の神社を包括する神社庁の関係団体「神道政治連盟(神政連)」が、同性愛者やトランスジェンダーの権利などに対する保守思想の声を政治家のあいだに広めようとしてきた。 日はG7の国のなかで唯一同性婚を合法化していない。2023年5月のG7広島サミットに向け、米国などの駐日大使らは、性的少数者の差別反対と権利擁護を盛り込んだ法整備を日政府に促してきた。世論調査によると、日では同性婚が大多数に支持

    同性婚が日本で認められない背景にあった、保守政治家と「神道政治連盟」の強い関係 | 宗教右派に依存してきた自民党との強い関係
    lcwin
    lcwin 2023/07/09
    神社本庁の内紛が解決して、神政連の動きがよりリベラルになってほしくはある。
  • 遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか

    ──ダーウィン主義の生物学者のあなたは、宗教右派と論争してきました。しかし、左派に対して警鐘を鳴らすようになったのはなぜでしょうか? もともとの私の論敵は、創造論者、反ワクチン主義者、気候変動懐疑論者です。細かく言うと、アメリカ人の半数以上が創造論者であり、そのうちの40%が聖書の字義通りの創造を信じ続けています。33%は、人間は何百万年もかけて進化したと考えていますが、その進化も神の導きだと思っています。「インテリジェント・デザイン」論(註:何らかの知性ある存在が宇宙や生物の発生に介在したとする理論)に通ずる考え方です。 進化論を信じるアメリカ人、つまり、進化は神と何も関係がないと考える人々は22%しかいません。ただ、創造論はすでに大学からは駆逐され、公教育で創造論を教えてはならないとする判決が最高裁で出ています。最高裁の保守化でどう変化するかはわかりませんが……。 いまのところ、この戦

    遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか
    lcwin
    lcwin 2023/02/03
    ルイセンコ科学全盛期とか割と知りたい案件
  • 外国人大学講師が「現代日本の“進歩的な態度”は本物ではない」と言い切る理由 | それでも、やらないよりはずっとマシ

    近年、日の主要大学では、ジェンダーや気候危機などの主要な社会問題を大学運営にも反映させようという、以前に比べれば進歩的な姿勢がみられる。だが、日におけるこうした変化は欺瞞的なものだと、都内の大学で教える外国人講師の筆者は英メディア「アンハード」への寄稿で指摘している。日での生活で感じた彼の主張の内容とは。 一見かなり進歩したように見える日 23年ほど前、私が初めて日を訪れたときのことだ。当時日でとても人気だった、幼稚園が舞台のテレビドラマを観ていると、ある回で、明るい性格だった男の子が突然内向的になってしまうという話があった。 先生たちは何が原因かわからないのだが、まもなく母親が問題であることが判明する。彼女は自身のキャリアを追求するため、“身勝手にも”家事をおろそかにしてしまっていたのだ。怖ろしい! 母親は幼稚園に呼び出され、熟考の結果、仕事を辞めて主婦としての義務に専念する

    外国人大学講師が「現代日本の“進歩的な態度”は本物ではない」と言い切る理由 | それでも、やらないよりはずっとマシ
    lcwin
    lcwin 2023/01/30
    なんだろう。イギリスのメディア向けに書かれた記事を引っ張ってきたのかな?ようわからないけど。
  • 「デート」が危機に瀕している─出会い系アプリに見切りをつけはじめた人々の“行き先” | 絶望して、削除して、またダウンロード

    何がきっかけで彼と話しはじめたのかは覚えていない。記憶にあるのは、友人宅の屋上のソファーに2人で座っていたことと、そのソファーのフェイクレザーが私の太ももにへばりついていたことだけだ。 彼は私のタイプではなかった。ヴィンテージのフットボール・シャツにマレットヘア(サイドは刈り上げ、後ろ毛は長い)。まるでアートスクールの学生のようにも見えた。でも、それを補って余りあるほど面白い人だった。 私たちは上流階級の人と付き合うことの利点について話した。「彼らは常にいいレストランを知っているからね」と彼は言ってから、元カノに紹介されたという「いいピザ屋」に今度行こうと誘ってくれた。私が「ピザならどんなに高級でも、とてつもなく高くつくことはないからね」とおどけて言うと、彼は「その通り!」と言った。

    「デート」が危機に瀕している─出会い系アプリに見切りをつけはじめた人々の“行き先” | 絶望して、削除して、またダウンロード
  • デイヴィッド・グッドハート「欧米の左派ポピュリズムの台頭をもたらしたのは高学歴者が抱える不満だ」 | 現代の分断をもたらたしたのは、知的職業の偏重

    フランスでは政治の分断が著しく、左派と右派双方でポピュリズムの台頭が著しい。2022年6月の議会選挙ではマクロン大統領率いる中道のアンサンブルは過半数を取れず、メランションが率いる急進左派の連合、ル・ペンが率いる急進右派のグループが議席数で続く。 なぜこれほどポピュリズムが支持されるのか──、現代社会の分断を複数の著書で読み解いてきたイギリスのジャーナリスト、デイヴィッド・グッドハートに仏誌「ル・ポワン」が聞いた。 現代社会に分断が生まれた原因 ある概念を知ったおかげで、物事の核心が急につかめるようになることがある。イギリスの作家デイヴィッド・グッドハートが提示した「エニウェア族」と「サムウェア族」は、そんな概念の一つだ。 エニウェア族とは、大都市に暮らし、アウトソースされにくい仕事に就いている人たちのことだ。住む土地を変え、グローバル化の恩恵を受けてきた層である。一方、グローバル化の弊害

    デイヴィッド・グッドハート「欧米の左派ポピュリズムの台頭をもたらしたのは高学歴者が抱える不満だ」 | 現代の分断をもたらたしたのは、知的職業の偏重
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    lcwin 2022/10/17
  • 「自分を誇れるような男性になる」ために、36年間同じ“男性グループ”で過ごしたら | 人生の苦しみも喜びも分かち合ったかけがえのない日々

    離婚してシングルファーザーになったばかりの筆者は、心を閉ざし、人とのコミュニケーションに悩んでいた。そんな折、偶然知ったとある「男性グループ」の集まりに参加するようになる。そのグループで過ごす時間は、30年以上経ったいまでも、彼の人生に良い変化をもたらし続けている──。 1986年、32歳だった私は、ケンブリッジ大学で統計学者としてのキャリアを積んでいるところだった。ある日、近所の健康品店で、「男性グループ」の集まりについての広告を見かけた。その広告に目を引かれたのは、正直に言えば、私が「男であること」に悪戦苦闘していたからだった。 8年間連れ添ったと別れたばかりで、結婚カウンセリングでは不快な現実を思い知らされていた。私の受けた教育は、役には立ったものの、自分の感情を表現する訓練まではしてくれず、私は自分がどんな感情を抱いているかすらわかっていなかったのだ。 私とは言い争いをしなか

    「自分を誇れるような男性になる」ために、36年間同じ“男性グループ”で過ごしたら | 人生の苦しみも喜びも分かち合ったかけがえのない日々
    lcwin
    lcwin 2022/08/28
    toxic masculinity 多分日本語でいう「有害・有毒な男らしさ」と訳すのが適当かすごく迷うけど、思ったことを素直に言って頭ごなしに批判されず穏やかにゆっくりと自己の改善を目指すコミュニティ作れるのかなあ。
  • いま中国の女性たちの間で「上野千鶴子の著書」が大ブームになっているこれだけの理由 | 急増する「恐婚族」たちの思想的背景

    いま上野千鶴子の著作が中国の女性の間で大人気になっている。その背景にあるのは、若い女性らの間で結婚を恐れる「恐婚族」が急増だ。 実際に、ソーシャルメディア上で「恐婚」のキーワード検索から上野千鶴子のファンの書き込みにたどり着くことができる。2015年に中国語に翻訳された『女ぎらい』(中国語タイトルは『厭女』)が今も大きな反響を呼んでいるのだ。 『女ぎらい』は婚活やDV、モテといった現象から家父長制の核心である「ミソジニー」を分析しただ。 書籍などの内容を紹介する中国最大級の情報サイト「豆弁」で、『厭女』は10点満点中の9.1点と高評価。特に都市部に住む経済的に自立した女性から支持を得ている。書には結婚を必要だと感じなくなっている「恐婚族」の想いが詰まっているそうだ。 「この一冊が私の結婚したくない理由をすべて説明してくれた」──女性から絶大な人気を得ているSNS「小紅書(RED)」で、

    いま中国の女性たちの間で「上野千鶴子の著書」が大ブームになっているこれだけの理由 | 急増する「恐婚族」たちの思想的背景
  • スラヴォイ・ジジェクが西側諸国に喝「植民地政策さえも正当化したリベラルの伝統を思い出せ」 | ロシアの基準に振り回されてはならない

    西側諸国の対抗措置やウクライナの反撃にもかかわらず、ロシアの侵攻が止まることはない。開始からもうすぐ4ヵ月が経とうとしているが、この戦いはさらに長期化するとも予想されている。 交渉ではまったく話にならず、ロシア国民の内乱も期待できない──そんな状況を見て、過激な発言で知られる哲学者スラヴォイ・ジジェクが、またもや力強い論稿を発表した。 この戦争をヨーロッパとロシアの形而上学的な対立と位置づけ、西側はリベラルな価値観の普遍性を貫き通せと訴える。 ロシアの基準に付き合うな ここ数週間、西側諸国の人々は「プーチンは何を考えているのだろう?」という問題に取り憑かれてきた。西側の専門家たちは悩んでいる。プーチン周辺の人々は、すべての真実を彼に伝えないのか? 彼は病気か、頭がおかしくなっているのか? 現在の紛争を総力戦に拡大するより他に自身の面目を保つ手がないと思い込んでしまうほど、我々はプーチンを追

    スラヴォイ・ジジェクが西側諸国に喝「植民地政策さえも正当化したリベラルの伝統を思い出せ」 | ロシアの基準に振り回されてはならない
  • イーロン・マスクは右派か左派か… 米紙が徹底調査した結果 | 謎めいた億万長者はいかなる政治思想を持っているのか

    イーロン・マスク政治観は? イーロン・マスクのツイッター買収の是非を巡る議論がツイッター上で吹き荒れた。 だいたいの人々は自身の印象を表明することで、個人としての政治運動を展開した。保守派の人々は、マスクの計画を言論の自由の勝利だとして喝采を送った。一方のリベラル側は、もしマスクがツイッターの投稿監視を廃止する計画を完遂すれば、誤情報が氾濫することになると気が気ではない。 しかし、この謎めいた億万長者がいかなる政治思想を持っているのか、確信を持って答えられるものは誰もいないようだった。 なぜかと言えば、南アフリカに生まれ、2002年にアメリカ市民権を得たばかりのイーロン・マスク御歳50歳が表明する見解は、アメリカにおける左派─右派に二極化した政治の枠組みにうまく当てはまらないのだ。 マスクはよくリバタリアンと呼ばれる。しかしこの呼称は、彼の政治観がいかに矛盾を孕む気まぐれなものになり得る

    イーロン・マスクは右派か左派か… 米紙が徹底調査した結果 | 謎めいた億万長者はいかなる政治思想を持っているのか
  • 台湾の街角で「エリーゼのために」が聴こえてきたら、ゴミ収集車を追いかけろ | ゴミ捨てにぴったりの“万能シューズ”で、さあ!

    台北市内の細い道を、ゴミ収集車がガタガタ大きな音を立てて走り、タピオカ専門店や雑居ビルの間を通り過ぎていく。夜空にはベートーヴェンの「エリーゼのために」を鳴り響かせている。 世界中の人にとって、このメロディーはピアノ教室や子供のおもちゃに使われる曲としてあまりにも普遍的なものだ。しかし、台湾の人々にとっては夜のルーティンの始まりであり、ビニール袋を抱えて階下に降りてくる合図である。 通りから「エリーゼのために」か、バダジェフスカの「乙女の祈り」が聴こえてきたら、ゴミ収集の時間だ。

    台湾の街角で「エリーゼのために」が聴こえてきたら、ゴミ収集車を追いかけろ | ゴミ捨てにぴったりの“万能シューズ”で、さあ!
    lcwin
    lcwin 2022/04/05
    チョロQ勢
  • 「私たちみたいな青い瞳の金髪の人々が攻撃されるなんて」 ウクライナ報道に見える“人種差別” | イラクやシリアなら戦争が起きて当然なのか

    中東ではない「文明化された国」で ロシアによるウクライナ侵攻は世界を震撼させ、各国メディアはウクライナ一色になった。だがその報じ方に、「不快なトーン」が混じっていると指摘する声も上がっている。 それは、ウクライナをイラクやアフガニスタンなどの中東と比べたうえで、より「文明化された国」という文脈に落とし込もうとするものだ。 米「CBSニュース」のベテラン戦争特派員チャーリー・ダガタは2月25日、ウクライナの首都キエフからこうリポートした。 「ウクライナは、失礼ながら紛争が何十年も続くイラクやアフガニスタンとは違います。ここは比較的文明化した、比較的ヨーロッパ的な国なのです。慎重に言葉を選ぶ必要はありますが、ここはこんなことが起こるなんて想像できなかった場所なのです」 “Civilized” pic.twitter.com/AiU7uVmjMr — Imraan Siddiqi (@imraa

    「私たちみたいな青い瞳の金髪の人々が攻撃されるなんて」 ウクライナ報道に見える“人種差別” | イラクやシリアなら戦争が起きて当然なのか
    lcwin
    lcwin 2022/03/01
    ジョージアとかアルメニア・アゼルバイジャンとかを思うと、ヨーロッパとアジアとアフリカの境目はどこかみたいな地理的感覚なんかなあとは思う。そしてウクライナはあっちてきには大きい国
  • アヤーン・ヒルシ・アリ「混乱している今こそイギリスが英語圏のリーダーになるべきだ」 | 西洋の「人権意識高い系」にはうんざり

    イスラム批判の急先鋒として知られる、ソマリア生まれのアヤーン・ヒルシ・アリ。イスラム社会における女性の抑圧から逃れるためにオランダへ亡命した彼女は現在、イスラム過激派組織から命を狙われながらも精力的に活動を続けている。 そんなヒルシ・アリに英紙「テレグラフ」が取材。米軍によるアフガン撤退、西洋の「人権意識の高さ」と移民の実情を、彼女はどう考えているのか? アルカイダの「最重要指名手配リスト」入り ソマリア出身のアヤーン・ヒルシ・アリ(52)は、絶えず身の危険にさらされ続けている。 オランダ下院議員だった2004年、ムスリムの女性の多くが服従を余儀なくされている現実を書いた彼女の著書にもとづいてドキュメンタリー短編映画『服従(Submission)』が製作されたが、その結果、監督のテオ・ファン・ゴッホが殺害されるという事件が起きている。 ファン・ゴッホは、イスラム原理主義過激派の青年、モハン

    アヤーン・ヒルシ・アリ「混乱している今こそイギリスが英語圏のリーダーになるべきだ」 | 西洋の「人権意識高い系」にはうんざり
  • 非寛容な中世に逆戻り?──民主的な議論を封じ、異端派を追放する「現代のリベラル」 | 人種差別や不平等に関心が高いのはいいけれど…

    表現の自由は当然のものではなく、キリスト教の教義を絶対とする封建的な中世から、民主的な議論を求める欧州の先人たちが戦って得てきたものだ。しかし、人種差別や不平等に関心の強い現代の「リベラル」は議論を封じ、「正当」な意見しか認めない傾向があるという。 そんな非寛容な現代の「リベラル」を、英誌「エコノミスト」が、宗教が国家を支配した時代の行いと比較分析する。 近代を形作った「リベラリズムの功績」 リベラリズムは、ヨーロッパを1000年以上支配した「宗教国家」に対する抵抗の中で形作られた。中世ヨーロッパでは、ローマ・カトリック教会が社会を支配し、黒い服を着た聖職者の超国家的組織(騎士修道会)があらゆる事柄について服従を要求した。精神的にも道徳的にも人々を支配し、教育も牛耳った。 16世紀の宗教改革はキリスト教諸派の間に競争をもたらしたが、それによって宗教と国家の癒着は助長された。フランス出身の神

    非寛容な中世に逆戻り?──民主的な議論を封じ、異端派を追放する「現代のリベラル」 | 人種差別や不平等に関心が高いのはいいけれど…
  • アフガン女性が英紙に寄稿「見渡せば女性たちの怯えた顔と、それを面白がる男たちの醜い顔ばかりだ」 | 24年間の努力がすべて水泡に帰した

    8月15日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが首都カブールを制圧した。当たり前の日常と輝かしい未来を一瞬にして奪われたカブール在住のアフガニスタン女性が、悲痛な叫びを英紙「ガーディアン」に寄せている。 大学卒業を目前にして、すべてを奪われた 日曜日の早朝、授業のために大学へ向かっていると、女子寮から女性たちが駆け出してきた。何があったのか尋ねると、タリバンがカブールに到着したので警察が避難するよう言っている、ブルカを着ていない女性は殴られるのだと言う。 私たちは家に帰りたかったが、公共交通機関は使えなかった。女性を乗せたことの責任を負いたくないからと、ドライバーたちが乗せてくれないからだ。寮で生活していた女性たちからすれば、さらに悲惨だ。彼女たちはカブール外の土地から来ていたので、どこへ向かえばいいのかもわからず、怖がり、混乱していた。 一方で周囲に立っていた男たちは、少女や女性たちをバ

    アフガン女性が英紙に寄稿「見渡せば女性たちの怯えた顔と、それを面白がる男たちの醜い顔ばかりだ」 | 24年間の努力がすべて水泡に帰した
    lcwin
    lcwin 2021/08/17
    ままならない