西アフリカで広がるエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は、12月の初めには1週間当たりの新たな感染者数が、現在の10倍に当たる1万人に急増するおそれもあると警告し、国際社会に対策を急ぐよう求めました。 WHOは、14日、これまでにエボラ出血熱やその疑いによる死者が、西アフリカのリベリアやシエラレオネなどを中心に4400人を超えたと発表し、死者の数は先月初めに2000人を超えたあと、このひとつきで倍増しました。 また、感染者の数も、このひとつきで倍以上増えて8900人を超えたと発表し、新たに感染する人が急増しています。 WHOによりますと、エボラウイルスに新たに感染する人の数は、ことし7月以降に急激に増え、20日から30日ごとに2倍になるペースで増え続けているということです。 そのうえで、WHOは、有効な対策が講じられない場合、この勢いが増す可能性があると指摘し、現在、1週間当たりの新