P2P型のIP電話/チャットソフト「Skype」を用いて感染するワームが登場したとし、セキュリティ企業のWensense Security Labが12月18日、警告を発した。 同社の情報によると、このワームはSkypeチャットを使って感染を広める。チャットのメッセージを通じて本体を送り込み、ユーザーに実行させようとする。もしワームが実行されると、パスワードを盗むトロイの木馬が動作するほか、別のサイトにアクセスし、追加コードをダウンロードしようとするという。 また、自分自身の検出/解析を防ぐため、パッカーやアンチデバッグの機能も備えている。SANS Internet Storm Centerの情報によると、ワームがネットワークに流すトラフィックも暗号化されている模様だ。 Websenseによると、今のところ、このワームによる被害者数は明らかになっていない。オリジナルの感染元はアジア太平洋地