この研究は,まず下記の大きな仮説(今回は明らかに出来ていませんが,将来的に明らかにしたいと考えている仮説)から成り立っています. ひとは頭のなかに理想とする文字があるが,手が思い通りに動かず毎回ぶれているのではないか? 多くのひとが考える理想的な文字があるが,ひとはそれぞれそこからぶれているのではないか? つまり,ぶれているのであれば,回数を重ねて平均化すると美しくなるのではないか?というのが研究のスタートです. この研究では,下記の仮説を明らかにするため実験をしています. ユーザ平均文字はその人の理想的な文字であり,実際に書いた文字より綺麗だと評価される 多くの人の全体平均文字は,そのそれぞれの平均文字よりも綺麗だと評価される どの文字を綺麗と判断するかは人により異なる 平均文字を生成するため,本稿ではスプライン補間とフーリエ級数展開を使っています.ざっくりとした平均文字生成の方法は下記
前の記事 発見続く旧日本軍の潜水艦:「潜水空母」や、真珠湾の「最後の1隻」 サルの鳴き声に「文法的規則」を発見 2009年12月10日 Brandon Keim Image: Florian Mollers アフリカの熱帯雨林に住むキャンベルモンキー[オナガザル科]は、音を言葉にする文法的な規則を用いて、同じ鳴き声を、さまざまな方法で組み合わせているようだ。 仏レンヌ第1大学のAlban Lemasson氏は、「動物のコミュニケーションにおいて、動物は異なる鳴き声を意味論的に結びつけて新しいメッセージを作り出すことができるという証拠が見つかったのはこれが初めてだ」と話す。「これが人間の言語と強い類似性をもつものなのか、そこに主語や目的語や動詞が見つかるのか、私にはわからない。とにかくキャンベルモンキーは、意味をもった単位を結合して、別の意味をもった連なりを作り、その結びつけ方にはルールが認
前の記事 スレの状況がわかるツール:「多様な意見」を視覚化 パソコンの瞬間オン・オフも可能に:強誘電体トランジスターに新技術 次の記事 未解読のインダス文字を、人工知能で解析 2009年4月24日 Brandon Keim J.M. Kenoyer/Harappa.com 多くの考古学者の挑戦を退けてきた古代文字が、人工知能にその秘密の一部を見破られた。 4000年前のインダス文明で使われていた記号をコンピューターで分析したところ、これらの記号が話し言葉を表している可能性があることがわかったのだ。 「含まれている文法構造は、多くの言語で見られるものと共通しているようだ」と、ワシントン大学のコンピューター科学者、Rajesh Rao博士は語っている。 インダス文字は、紀元前2600年から紀元前1900年に今のパキスタン東部からインド北部にかけて使われていた文字で、エジプト文明やメソポタミア文
相変わらず色んなところで話題になっている「水からの伝言」ですが、「水伝の主張は検証(反証)できる(はず)」という主張を(水伝への肯定的/否定的な立場に関係なく)最近いくつか見かけたので書いておくことにしました。 その前に、オリジナルの水伝の実験の不備に関しては、 水伝FAQ:音声の振動が結晶に影響を与えているのではありませんか? 反証実験の必要性については 水伝FAQ:反証実験もしないで「事実ではない」と否定することができるのですか?それは科学的な態度とは言えないのではありませんか? をご参照ください。 というわけで、ここから先の内容は、「江本何某のやり方は問題があるけど、きちんと科学的な手順を踏めば水伝の主張って確かめられるんじゃね?」というようなことを(漠然と)思っている方に特に読んでほしいです。 僕の主張は、言語学の知見からすると「「言葉の意味」が水に何らかの影響を与えると考えるのは
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