【根津弥】パソコン画面などを見て作業をしていると、10秒に1回、0・2秒だけレンズが曇ってまばたきを促す――。IT企業などで目を酷使する人向けの眼鏡を、福井市今市町の「増永眼鏡」が開発した。眼科医からも「ドライアイの緩和に役立つかも」と注目されている。 製品名は「ウインクグラス2013」。見た目はおしゃれな黒縁フレームだが、左側面のテンプル(腕)にボタン型電池が入っている。右側面のスイッチを押すと自動的に10秒に1回、0・2秒だけ通電が止まり、レンズ表面の液晶シートが一瞬曇る。 パソコンや携帯電話などの画面を長時間見ていると、まばたきの回数が減ってドライアイになりやすい。レンズが曇ると反射的にまばたきをするため、目の乾きを防ぐことができる。曇る時間を0・1秒にも調整できる。