lila358のブックマーク (157)

  • 物語。 - 言葉と記憶の小径。

    親しい人との待ち合わせは、屋さんと決めている。少し早めに行って棚を眺めることができるし、相手が遅れて来ても、立ち読みをしていれば、時間など気にならない。どんな人がどんなを、どんな顔で見ているのかを眺めるのも好きだ。 大きな屋さんは苦手。の量にも、人の多さにも圧倒され、1冊も選ぶことができずに店を出てしまう。どうして、あんなに大量のの中から1冊を選ぶことができるのだろう。 屋さんに入ると、まずは、入り口付近の平積み。台を見回すだけで、屋さんの志向が見える。ベストセラーを並べず、頑なに古い哲学書や専門書、地方出版などを積んでいるところは、どんな店員さんがいるんだろうと、わくわくしてくる。 あちこちにPOPを掲げている屋さんは、店員さんに根っからの好きがいる証拠。を手に取らなくてもの内容がわかったり、古いでも大切にしたい店員さんの気持ちが伝わってくる。ただし、POPの短い

    物語。 - 言葉と記憶の小径。
  • 花穂と太刀魚 - ほんの少し

    紫蘇の花が散り始め、実が少しつき始めてますね 花穂を摘み取り 穂紫蘇の実は指でこし取り、花穂はちぎり、数時間水にさらし30秒ほど湯に通しました 実がプクッと膨らんでる頃が理想ですが、塩をまぶして数日寝かせます 残りのたくさんの葉は大葉みそにしました。大好きなご飯のお供です 昨夜は昼網の太刀魚でした 飴色でとても美味しそう 尾の側は先程の紫蘇の葉を敷き、自家製梅のペーストをのせてクルクル巻きました 太刀魚と季節の天ぷら 尾に近い細い方ですが肉厚。ふわっとして非常に美味しかったです。あとは舞茸とさつまいも 太刀魚の炙り 大葉みそと新米 炙りには薬味、すだちやポン酢で頂きました。 お汁は太刀魚のアラでお味噌汁、魚卵が少し入ってます 庭に咲いた秋のバラ よい一日をお過ごし下さいね

    花穂と太刀魚 - ほんの少し
    lila358
    lila358 2024/09/18
    紫蘇の花穂にこんな使い方が!生命を無駄にせず美味しく頂ききる。目が覚めたような気分です。
  • 自分のために始めたことが、家族の精神安定にもなってたみたいです^^ - days

    今日も、よい天気 夏の暑さは 続いてますが、 朝夕に 少しずつ 秋の気配を 感じ始めたところです ・ ・ 今日は 夫が休みなので、 朝から 畑仕事を きゅうりの苗に 実が つかなくなったので、 トマトの苗と 一緒に 撤去することに・・ 今年は 豊作で、 一苗で 50くらい 採れました^^ 茎は 屋根近くまで 伸びましたが、 根っこは これだけ こんな小さな 根っこから みずみずしい きゅうりが たくさんできたのかと思うと やっぱり すごいなぁと思う 採れたてのきゅうりは ぬか漬けにしたり、 そのまま 醤油麹に付けて べたり・・ この夏 山ほどべました^^ 畑に残る苗は、 ピーマン、大葉、オクラなど そいう言えば、 ナスは 全然ダメでした。。 毎回 行き当たりばったりで、 うまくいくときもあれば イマイチなこともありますが、 その分 実ったときの嬉しさは 格別です^^ ・ ・ 小さな鉢

    自分のために始めたことが、家族の精神安定にもなってたみたいです^^ - days
  • 雨つづく - 続々・ノボリゾウ日録 by 岬 たく

    写真はもう12年もまえに撮ってあったなかから選びました。京都の寺町×二条付近だったと思います。 雨が続きますね。今回の台風は進まないで同じ場所にとどまりながら、いままでの台風の常識的な影響範囲とは全然違う、広範囲に雨を呼び集めるようなふるまいで、これも地球温暖化によって台風の顔つきも変わって来たということなのでしょうかね。ここでサッカーのフォワードに例えるのも荒唐無稽なことですが、いままでの台風が前を向いてドリブルで相手ゴールに向かうようなタイプのフォワードだったとすると、今回の台風十号は相手ゴールに背を向けて、あいてディフェンダーを背負っても倒れず、味方からの縦パスを受けて足元でキープしておいて、味方の選手が駆け上がって来るのを待ち、そこから決定的なパスをアシストするような。ええと、駆け上がって来る味方が雨雲です。その駆け上がって来る味方が一人でなく二人三人になれば、良く言う「湧いてくる

    雨つづく - 続々・ノボリゾウ日録 by 岬 たく
    lila358
    lila358 2024/09/02
  • 『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋|中性的な思考小説 - 書に耽る猿たち

    『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋 新潮社 2024.08.18読了 先日第171回芥川賞を受賞した作品である。朝比奈秋さんの名前は何度か目にしており『植物少女』という小説家が何かのテレビ番組で紹介されているのを見てとても気になっていた。 結合双生児として産まれた瞬(しゅん)と杏(あん)は、身体は一つだが一人ではない。結合双生児というと、作中にも出てくる下半身がつながったベトナムのベトちゃんドクちゃん、頭部がつながったカナダのタチアナ、クリスタ姉妹がいる。テレビ等でも一度は目にしたことがあるだろう。人体の、生命の不思議として強烈に印象に残るが、それは見た目のインパクトからだ。この作品に登場する瞬と杏は、見た目には左右で違いがあるという位の障がい者のような風貌だ。文章からひたひたと立ち昇る2つ(2人)の想いをどちらの思考なのか、自分がもしこうだったら、と考えながら読んだ。 自分が自分であり

    『サンショウウオの四十九日』朝比奈秋|中性的な思考小説 - 書に耽る猿たち
  • 『檜垣澤家の炎上』永嶋恵美|ネット用語の炎上ではない、舞台は大正時代 - 書に耽る猿たち

    『檜垣澤(ひがきざわ)家の炎上』永嶋恵美 新潮社[新潮文庫] 2024.08.22読了 直近の芥川賞受賞作を買うために書店に行ったら、文庫新刊の棚で見つけた。失礼ながら永嶋恵美さんという方のことは知らなかったが、帯にある『細雪』『華麗なる一族』に惹かれてしまう。どちらも大好きな小説だし、これに殺人事件が絡むなんておもしろいに違いない!と。それから「檜垣澤家」というのもまた。「赤朽葉家」とか「大鞠家」とか、そして言わずもがな「犬神家」。たいそうな苗字がついたタイトルは、ハズレなしにおもしろいと勝手に思っている。 そして「炎上」。今であれば間違いなくインターネット上の炎上を想像する人が多い。つまりあの宇佐見りん著『推し、燃ゆ』の炎上ね。しかしまてよ、これは大正時代の出来事。文字通りの炎上であるならば、この邸宅が燃えてしまうのか、はては登場人物たちもちりじりになってしまうのか。 横浜にある大富豪

    『檜垣澤家の炎上』永嶋恵美|ネット用語の炎上ではない、舞台は大正時代 - 書に耽る猿たち
  • 『別れを告げない』ハン・ガン|隠された歴史を紐解く - 書に耽る猿たち

    『別れを告げない』ハン・ガン 斎藤真理子/訳 白水社[EX LIBRIS] 2024.08.25読了 済州島4・3事件のことは全く知らなかった。韓国で1948年に起きた大規模な集団虐殺事件のことだ。この小説を読みながら少しずつ把握したつもりだったが、実際には訳者の斎藤真理子さんによるあとがきを読んでようやく理解できたという感じ。この作品については先にあとがきから読んだ方が良かったかもしれない。疎開令と焦土化作戦により、済州島では約9万人が被災者となり死の島となったという過去があった。 日のすぐそばにある国なのに全く知らない歴史がある。それもそのはず、私たち外国人はおろか、土の人々にもこの歴史は隠蔽されたままだったのだ。政府が国民に事実を隠す。大きな事件でなくとも、今の日を見ていると政治の世界ではよくある出来事だ。なんでもかんでも情報過多になっているのに、大事なこと、知る必要があること

    『別れを告げない』ハン・ガン|隠された歴史を紐解く - 書に耽る猿たち
  • 枯れても美しい タカサゴユリ - ururundoの雑記帳

    タカサゴユリ 白い花びら 蕊の黄色の花粉 細い茎に細い葉。 それらが 雨に濡れている。 「小屋」の周りに8 大きな花を咲かせている。 まだ 何もの蕾が 咲くのを待っている。 やがて枯れて 茶色の莢に沢山の種が出来 その鞘が開くと 風に吹かれて種が飛ぶ。 沢山の空になった莢の茎を切り まとめて花器に挿すと 地味な美しさで 花のない時期に私を喜ばす。 台風10号のニュースを聴くと不安感が増す。 ついつい パソコンやスマホで 気象庁の台風情報を見てしまう。 小さな島国が 頑張っているようにも 不安で震えているようにも見える。

    枯れても美しい タカサゴユリ - ururundoの雑記帳
    lila358
    lila358 2024/08/29
    この白百合はタカサゴユリという名前なのですね!我が家にもたくさん咲きました。台風のニュースから目が離せない今日この頃。大きな被害が出ませんように。
  • 持病におかげで、今の自分があるんだなと思う - days

    まだまだ 残暑が 続いてますが、 毎日 朝から晩まで ちょこちょこ動いて、 夜には パタンと寝る生活です やっぱり 体をマメに動かすと、 夜 しっかり眠れるみたい^^ ・ ・ ・ この間、 図書館で借りてきた 秋山龍三さんの 秋山さんは 戦前の昭和一桁生まれで、 小学校の先生などをした後 勉強以上に が大切だと、 塾や 自給自足の村を作り 90歳で 亡くなるまで 日人に合う を伝える 活動をされてきた方らしい 日人に合うのは、 やはり 昔から長く べられてきた事で、 戦後の50〜60年で 生活が大きく変わったことが 今の現代人の病気や不調の 大きな原因になってるのでは・・と の中で、 かわいいイラストともに 昔ながらの献立や 簡単なレシピが 紹介されています 病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村の養ごはん 価格: 1870 円楽天で詳細を見る 私も 小さいころか

    持病におかげで、今の自分があるんだなと思う - days
  • 一万円近く 減った食費と、毎日の食事に欠かせなくなったもの - days

    暑くなってから、 毎日のように 冷たいものや アイスクリームを おいしい おいしいと べていましたが・・ あんまり 体が しんどくなってきたので、 4週間ほど前から 甘いものを 一度 やめてみることにしました www.hondayon.com 一息 つきたいときは、 コーヒーや お茶と一緒に 米粉の蒸し菓子を ときどき 作ったりして・・ 米粉、卵、水、塩を混ぜて 蒸篭で 蒸すだけですが、 おのような ういろうのような もっちりとした 感です 酒粕を入れてみたら、 ちょっとだけ チーズっぽい感じにも 入れるものを 毎回 ちょっとずつ 変えながら、 実験みたいに 楽しんでます^^ 国産 米粉 2kg 減農薬栽培米使用 パン 麺 パスタ クッキー うどん 福井県産 短粒種と長粒種のブレンドミックス 吸水量低い パン用 超微粉 無添加 米粉パン グルテンフリー 業務用 大容量 きぼうの米粉【

    一万円近く 減った食費と、毎日の食事に欠かせなくなったもの - days
  • 今まで 当たり前にやってたことが、自分を苦しめてた? - days

    生活を変えてから、 暮らし全般が スムーズに 流れるようになって、 一つのことが いろんなところへ 波及するものなんだなぁと 日々 感じているところです^^ 砂糖・小麦粉 乳製品・植物油をやめてから、 体だけでなく 気持ちも 軽ーくなったことは 今まで 何度も書いてましたが・・ 油で 調理するのをやめてから、 台所仕事も ずいぶん ラクになりました まずは、 コンロ周りの掃除 調理中、油が飛び散らないので ベタべタ汚れることがなくなって、 毎日の手入れは 水拭きだけで ほぼ OK! 換気扇も 同じく 油汚れが 減ったので、 ここも 水拭きだけで 全然OK べた後の器洗いも 洗剤が要らなくなって、 ほとんどのものは アクリルタワシで 十分落とせる 今までずっと 肌に優しい ヤシノミ洗剤を使っていましたが、 それでも やっぱり 手荒れしてしまうので 器洗いは 毎回ゴム手袋をしてました

    今まで 当たり前にやってたことが、自分を苦しめてた? - days
  • 黄色の真桑瓜(マクワウリ) - ururundoの雑記帳

    真桑瓜(マクワウリ) 甘い果物に慣れた舌には 頼りないかもしれない淡い味。 子供の頃を思い出す 懐かしい夏の果物 真桑瓜。 楕円形の明るい黄色で 皮を剥き縦に切ると その果肉はアイボリー色。 真ん中には 沢山の種が 蜂蜜色の果汁に浸っている。 冷蔵庫で冷やし 切ったのをガラスの器に入れる。 銀色のフォークで刺して口に運び べる。 飾り気のない 素直な甘さと感。 10年ほど前にソウルに行った。 町の角 市場の近くで 1トントラックの荷台いっぱいに積まれた 黄色の真桑瓜を見た。 ポツリポツリと人が来て いくつも買って行く。 羨ましい光景だった。 原っぱに群生しているボロギクの 白い綿毛が飛び始めた。 風に吹かれて 雪のように飛んでいく。 その様子に心が躍る。 胴体がまだ赤くない アキアカネも群れて飛んでいる。 季節を忘れない生物達。

    黄色の真桑瓜(マクワウリ) - ururundoの雑記帳
    lila358
    lila358 2024/08/21
    まくわうり。地元ではとんとお目にかからず、ある種憧れの瓜です。
  • 食生活を変えるだけで、こんなに 体が変わるとは。。 - days

    お盆休みが終わって、 今日から 夫は いつも通り出勤し、 娘の夏休みも あと少し なんとか 宿題も終わったようで、 今は 新学期の実力テストに向けて せっせと 勉強しています デジタルデトックスが 効いたかも^^ 一週間あった お盆休みは 特に 遠出することもなく、 実家へ帰る 以外は 家で 映画を見たり 家事をしたりして 過ごしていましたが・・ ほぼ 毎、家族そろって ごはんをべられたのが、 よかったな〜 と 地元で採れた 鯛を ロースターで焼いたり・・ スペアリブを オーブンで 焼いたり お肉に、醤油・みりん おろしニンニク 黒コショウ・ハーブを 半日くらい 漬け込んで オーブンで 焼くだけですが、 簡単に 美味しくできたので また 作ろうと思います〜 他にも、賞味期限の近い 米粉が残っていたので、 グルテンフリーの 手打ちうどんを作ってみました 生地は、 米粉と片栗粉を お湯で溶

    食生活を変えるだけで、こんなに 体が変わるとは。。 - days
  • ゴミ拾いのおじいさんと雑種の犬。 - 言葉と記憶の小径。

    毎夕、雑種の犬を連れて散歩をしているおじいさんがいる。おじいさんはいつも片手に大きめのレジ袋を持って町内をぐるりと回る。袋のなかには、空き缶やペットボトルなどのゴミ。おじいさんのエコバッグだ。 ゴミを拾う理由を、聞いたことがあった。「1周3キロ。ゴミ拾いのための散歩ではなく、散歩のついでにゴミを拾っているだけ」。おじいさんは、銭湯に行くときみたいなのんきな顔で、そういった。 おじいさんの顔はしわだらけだ。けれど、いつも鼻歌を歌って、ごきげんな顔をしている。おじいさんがごきげんだから、雑種の犬もごきげんで、スタスタ歩いて、おじいさんを力強く引っ張っていく。 腰をかがめて道端のゴミを拾う間、雑種の犬は傍らに座り込んで、おじいさんのしぐさをじっと見つめている。この場面、いい写真になりそうだなあと、うっとりしながら眺めてしまう。 おじいさんはゴミをレジ袋に入れると、また雑種の犬に引かれて歩き出す。

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  • 営業戦略十訓。 - 言葉と記憶の小径。

    広告会社に勤めていたA君から「(広告)営業戦略十訓」というものを教えてもらったことがある。「内緒ですよ」という話だったが、人の目の前で検索するとたくさん出てくる。「みんな、この輪の中に組み込まれているんです」。ちょっと怖い話だが、その「十訓」とは以下のとおり。 1.混乱をつくる。 2.捨てさせる。 3.無駄遣いさせる。 4.季節を忘れさせる。 5.贈り物をさせる。 6.きっかけを投じる。 7.コンビネーションで使わせる。 8.流行遅れと錯覚させる。 9.気安く買わせる。 10.もっと消費させる。 といった内容だが、この戦略、見事としかいいようがない。思わず、人の前で拍手をしてしまった。 あらゆるモノが市場にばらまかれ、残ったモノ、使えなくなったモノは膨大な費用をかけて地中や大気中に隠されてしまう。そしてまた、生産と消費が繰り返される。経済の循環が生まれ、その隙間でメディアや広告会社が利

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  • 再考、ブログで日記を書く理由 - あかねの日記

    先日、このブログの投稿数が600を超えた。 そのことに触れようと思いつつ、ブログを書く段になると忘れていて、今日までのびのびになってしまった。 目を通してくださる方、スターを付けて下さる方、いつもありがとうございます。 公開ブログで日記を書く理由については以前も書いたことがあるが、自分への再確認として改めて書いてみると、日記を残す方法としてそれが一番続くからだ。 毎日の出来事や感想を記録しておきたい気持ちはあっても、自分だけが参照可能なクローズドな日記だと、アナログ/デジタルに関わらず長続きしない。その要因はいくつかある。 今日を振り返りながら頭に浮かんだことを書いていくと、あまりにも考えにまとまりがなさすぎて、また文章も推敲されないままで、表現したいことを表現しきれていないフラストレーションが溜まる。見直せば済む話なんだろうけど、自分しか見ない日記だとそこまでやる気にならない。 また、書

    再考、ブログで日記を書く理由 - あかねの日記
  • 『失われたものたちの本』ジョン・コナリー|子どもの心に戻り夢中になれるファンタジー - 書に耽る猿たち

    『失われたものたちの』ジョン・コナリー 田内志文/訳 ★★ 東京創元社[創元推理文庫] 2023.9.10読了 プラスチックゴミ削減のために、スーパーやコンビニのビニール袋が有料になってから結構経つが、最近は削減のためというよりも、節約しようという思いが先にきて来の目的を忘れている。まぁ、それでも結果削減になれば良いという国の思惑は間違っていない。でも、便乗して紙袋や割り箸、スプーンなんかも有料になっているのはなんだかなぁと思う。 この前、5,000円以上購入すれば紙袋が無料で貰えるという書店にいた。あと300円ほどだったので「どうせならあと1冊何か買うか」とレジの近くにあったこの(宮崎駿さんの映画の下敷きになっている?とのことで気にはなっていた)をさくっとカゴに入れた。そんなきっかけだったからそれほど期待はしていなかったのだが、これが大当たり!とても心に残る良作だった。 自分の中で

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  • 『失われたものたちの国』ジョン・コナリー|「儚くなる」という表現がいいなぁ - 書に耽る猿たち

    『失われたものたちの国』ジョン・コナリー 田内志文/訳 東京創元社 2024.08.05読了 ファンタジーを単行で買うことは滅多にないのだけれど、去年読んだ『失われたものたちの』がめちゃくちゃおもしろくて、「あ!続編出たんだー」と書店で小踊りしてしまった。 にまつわるファンタジー、それだけでウキウキする。しかし小説を書く人は当然が好きなわけで、だから世にある小説に関して書かれたものがたくさんあるから「またか〜」と思うこともしばしば。これは、飽きたとか嫌がってるわけではなくて「まぁ、好きなんだから書きたくなるのは当然だよね」という思い。 幼い娘をひとりで育てていたがセレスだが、ある日娘が交通事故にあい昏睡状態となってしまった。医師の勧めもありセレスは田舎のケア施設に娘を移すことにする。その施設にはいわくありげな古い屋敷があった。娘の看病を続けるうちにセレスは異世界に迷い込んでし

    『失われたものたちの国』ジョン・コナリー|「儚くなる」という表現がいいなぁ - 書に耽る猿たち
  • 夏なんです。 - 言葉と記憶の小径。

    身体が暑さでどろりと溶けそうな季節になると「風街ろまん」(かぜまちろまん はっぴいえんど)が聴きたくなる。大好きな「夏なんです」は松隆の作詞、細野晴臣の作曲・ボーカル。 いつかBSで見た大瀧詠一のトリビュート番組で、松隆が「大瀧さんはラブソングを歌えるが、細野さんは…」といっていたが、それはおそらく、細野晴臣の曲づくり、歌い方を称賛したのだと思う。世代も時代も国境も越えていく音楽とは、こういうのをいうんだろう。 初めて聴いたのは、高校1年のときだった。前年に母に無理をいって買ってもらったオレンジ色のド派手なラジカセから、だらーんとしたこの曲が流れてきたとき、小学校に行く途中にある、まだ舗装もされていない小径の風景が頭に浮かんだ。駅や街に行くとき、自転車で通る道でもあった。 里山のすそ野になだらかに広がる3区と呼ばれる地域は、遠くまで延々と連なる炭鉱住宅が空とつながっているみたいに見えた

    夏なんです。 - 言葉と記憶の小径。
  • 「マローンおばさん」。 - 言葉と記憶の小径。

    ここで生きながらどこかを求め、誰かといながら孤独を感じる。そんなことが、よくあります。あなたのほんとうの居場所は、と問われて黙り込んでしまう人は、どれくらいいるでしょう。自分もその一人。そんなとき、闇に覆われた心にぽっと灯りをともしてくれる1冊が「マローンおばさん」です。 作家・詩人であり、第1回国際アンデルセン賞受賞者エリナー・ファージョン(1881年‐1965年)の詩を翻訳、絵化した作品。ファージョンはイギリスのアンデルセンとも呼ばれ「ムギと王さま」などの作品も人気です。絵はエドワード・アーディゾーニ。 ※ 「マローンおばさん」 エリナー・ファージョン 作   エドワード・アーディゾーニ 絵 阿部公子 訳  茨木啓子訳 こぐま社 定価 1,100円(体 1,000円) 森のそばで、一人貧しく暮らしていたマローンおばさん。誰一人おばさんを訪ねる人はなく、気にかける人もいませんでした。

    「マローンおばさん」。 - 言葉と記憶の小径。