再び、9月11日に行われたJ3第21節、鹿児島ユナイテッドFC対ガイナーレ鳥取のゲームを振り返ることにしたい。2−0で鹿児島が勝利したこの試合、ゴールを決めたのは永畑祐樹(前半42分)と赤尾公(後半3分)である。鹿児島の背番号8番と7番には、2つの共通点があった。すなわち、いずれも鹿児島の出身者であること。そして前所属が「ヴォルカ鹿児島」となっていることである。 鹿児島のトップチームに所属している選手は現在29名。このうち地元の鹿児島出身は11名いる。また、鹿児島出身者ではないものの、統合前の2クラブ(ヴォルカとFC KAGOSHIMA=FCK)、そして地元の鹿屋体育大学や鹿児島実業高(鹿実)出身の選手が6名。合計17名、つまりトップチームの半分以上が「鹿児島ゆかりのある選手」ということになる。 鹿児島の地元比率が高いことについて、クラブ代表である徳重剛自身が「意図的にそうしている」と語っ