熱帯性の常緑樹で、初めは独立して生育するが、生長するにつれ吸盤で寄主の根に寄生するようになる半寄生植物[2]。幼樹の頃はイネ科やアオイ科、成長するにつれて寄生性も高まり、タケ類やヤシ類などへと移り、宿主となる植物は140種以上数えられる。雌雄異株で周りに植物がないと生育しないことから栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられている。 5月頃、黄色や紫色などの小さな花を開く。心材は濃い色をしており香りも強く、辺材になるほど白っぽく香りも少なくなる。芳香は樹脂分ではなく、精油分に由来する。 近縁のムニンビャクダン(S. boninense (Nakai) Tuyama)が小笠原諸島に特産する。 さわやかな甘い香りを持つ香木として知られ、花・茎・葉・根が利用される[2]。白檀は、貴重な香木として扱われるほか、蒸留して取られる精油は白檀油(サンダル