米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市で12日、市長選の投票があった。いずれも無所属で、新顔の前県議、佐喜真淳(さきま・あつし)氏(47)=自民、公明、新党改革推薦=と、元市長の伊波洋一(いは・よういち)氏(60)=共産、社民、沖縄社会大衆党推薦=の一騎打ち。午後9時から開票され、深夜には当選者が決まる見通しだ。 市選管によると、当日有権者数は6万9926人。投票率は63.90%(前回67.13%)だった。 選挙は一昨年に初当選した前市長が病気で辞職したことに伴って行われた。 市域の4分の1を占める普天間飛行場の移設問題について、両氏とも「県内移設は困難」との認識では一致しており、県外への移設を求めている。 沖縄防衛局長が職員への「講話」で投票を呼びかけていた問題や、沖縄の米海兵隊や基地に関する米軍再編計画の見直しで、選挙の行方が注目されている。
宜野湾市長選:本紙情勢調査を実施 Tweet 政治 2012年2月7日 09時53分(40時間5分前に更新) 【宜野湾】12日投開票の宜野湾市長選を前に、沖縄タイムス社は3、4の両日、宜野湾市内の有権者を対象に、電話による情勢調査を実施した。元職の伊波洋一氏(60)=社民、共産、社大推薦=が先行し、前県議で新人の佐喜真淳氏(47)=自民、公明、新党改革推薦=が追う展開となっている。一方、市域の4分の1を占める米軍普天間飛行場問題を「どう解決するべきだと思うか」との質問に、約9割が県外・海外移設や無条件返還を求め、県内移設に反対の意向を示した。 調査は5日の告示前に実施したことに加え、約2割が投票態度を明らかにしていないため、情勢は変化する可能性がある。 投票に「必ず行く」(90・2%)と「たぶん行く」(7・1%)を合わせると97%に達し、強い関心を示した。 伊波氏は社民、社大支持層の9割以
政府が5日告示される沖縄県宜野湾市長選(12日投開票)の行方を固唾(かたず)をのんで見守っている。同市が抱える米軍普天間飛行場の移設問題が争点で、結果次第では同県名護市辺野古への移設がさらに困難になる可能性があるからだ。しかし、沖縄防衛局長による講話が「選挙介入」との批判を浴びたほか、民主党が自主投票とするなど、政権は身動きが取れない。在沖縄米海兵隊のグアム移転を先行実施する動きも加わり、「普天間固定化」の影が忍び寄る。 出馬を予定しているのは元市長の伊波(いは)洋一氏(60)=共産、社民推薦=と、沖縄県議の佐喜真淳(さきまあつし)氏(47)=自民、公明推薦。普天間移設については両氏とも「県外」を主張するが、名護市辺野古への移設を目指す政府が自公陣営の勝利を望んでいるのは明らかだ。政府が06年、「辺野古」の現行案を盛り込んだ在日米軍再編ロードマップ(行程表)を米国と合意した際、政権与党は自
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く