捕手としての能力は大学球界ナンバーワン。上武大の主将で4番の進藤勇也捕手(4年・筑陽学園)は今秋、打率1割台に苦しみながら、2シーズンぶりの関甲新学生リーグ優勝を引っ張った。「一番悪いのは、この打撃成績がリード面や守備に影響することだと思った。そのことだけはずっと意識して守りはきっちりやりました」 侍ジャパン大学代表でも扇の要だった。敵地で優勝を飾った7月の日米野球でも全5試合でスタメンマスク。打率は1割を割ったが、守りを支えた。ボールを後ろにそらさない。今秋のリーグ優勝を決めた白鷗大戦でも、終盤に救援した筑陽学園高の後輩ルーキー木口に安心して低めのワンバウンドを投げさせた。DeNAの河原スカウティングディレクターは「ブロッキングがうまい。必ず前にはじく。肩も強くて体力もある」と守備力を絶賛する。 憧れの捕手は西武、巨人、楽天でプレーした炭谷銀仁朗。「ジェスチャー、立ち居振る舞いがかっこい