タグ

ブックマーク / oikawamaru.hatenablog.com (3)

  • 日記 - オイカワ丸の湿地帯中毒

    「湿地帯中毒」で書こうと思っていて、忘れていたのが「湿地帯が人間に及ぼす害悪」についてです。の中では、湿地帯の生物の多くが絶滅しかかっていて、それらがいなくなることに対してなんとか保全をしたい、というようなことを多く書きました。しかし、そういうことを語る上で、湿地帯が人間に及ぼす害悪については、当然のことながらよく知っておく必要があります。 湿地帯が人間に及ぼす害悪、直接的なものとしてはやはり、増水・洪水・氾濫という部分でしょう。湿地帯の生物の多くが減少する直接的な原因として、河川の改修というものは大きな比重をしめていますが、それらは決して生物を減少させるためにしたものではなく、こういった部分を少しでも改善しようとして行われたものです。 それからもう一つ、湿地帯には人間に害悪を及ぼす湿地帯生物が多く存在することも忘れてはなりません。マラリアや日脳炎等多くの致死的な病気を媒介するカの仲間

    日記 - オイカワ丸の湿地帯中毒
    lli
    lli 2021/09/23
    共生が難しいこともあるよねぇ。今だったら機械化が進んでいるので別の対応もあり得たのかな。
  • アメリカザリガニについて - オイカワ丸の湿地帯中毒

    外来種としてのアメリカザリガニの侵略性について、最近読んだ関連論文のメモと感想。(※アメリカザリガニは2023年6月1日に条件付特定外来生物に指定されました。個人で採集・飼育は可能ですが、売買や放流は禁止、違反には罰則があります) Anastacio, P.M., Parente, V.S., Correia, A.M. (2005) Crayfish effects on seeds and seedlings: identification and quantification of damage. Freshwater Biology, 50: 697-704.(LINK) ※アメリカザリガニによる水生動植物の捕と稲への害を報告した論文。 Angeler, D.G., Sanchez-Carrillo, S., Garcia, G., Alvarez-Cobelas, M. (2

    アメリカザリガニについて - オイカワ丸の湿地帯中毒
    lli
    lli 2020/12/11
  • フレッド・ピアス「外来種は本当に悪者か?」書評 - 湿地帯中毒

    フレッド・ピアス「外来種は当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」草思社. 全体として書は専門的な用語の定義や使い方に誤りが多く、そもそも「社会問題としての外来種問題」に関する基的な部分に誤解があります。したがって導き出される考察や結論も誤りが多いです。唯一良いのはなるべく出典を示していることで、気になった事例を後で調べることができます。著者は丁寧に原典にあたって持論を展開しており、その点は「日のトンデモ学者や適当ライター」のよりはるかに真面目です。 ただ、こののテーマはタイトルから見えてくるように「外来種は悪か?善か?」であり、「外来種は悪ではない、善だ!」と言う持論を普及したくて執筆したのでしょうが、そもそも農業用作物の多くは外来種(イネもジャガイモももう色々)ですし、世間的に問題にしている外来種というのは「侵略的なごく一部の外来種」だけであって、21世紀の現

    フレッド・ピアス「外来種は本当に悪者か?」書評 - 湿地帯中毒
    lli
    lli 2016/10/02
  • 1