日本列島は14日も厳しい暑さが続き、西日本を中心に35度以上の猛暑日は160地点に上った。12日に国内観測史上最高の気温41・0度を記録した高知県四万十市は38・6度。5日連続の40度超えはならなかったが、日本三大清流の一つで、市内を流れる四万十川は水温が上がり、水不足が深刻化。「日本一暑い町」で盛り上がる一方、漁業関係者らを悩ませている。 日本記録更新から2日。日本一暑い町を歩いてみた。気温が急激に上昇中の午後零時半すぎ、JR予土線江川崎駅に降りると、強烈な直射日光に肌が痛くなる。風もない。湿気もつらい。立っただけで汗が大量に流れ出す。サウナの中にいるようだ。 駅舎には「日本一暑い江川崎」の看板。1キロほど歩くと、四万十川の川岸に着いた。足だけ漬かってみようとはだしになると、川べりの石の熱さに思わず跳びはねてしまう。冷やそうと川に脚を入れると、ぬるい。ふだんは魚影が濃いといわれるアユ