モアイ像で有名なイースター島について、以前からこんな通説が広まっています。 「イースター島はかつて数万人規模で繁栄していたが、モアイ製造に狂って採石や伐採などの過剰な環境破壊を続けた結果、人口崩壊を起こし1722年にヨーロッパ人が到着する頃には数千人しか残っていなかった」 この説からイースター島は、”文明崩壊を起こした場所”の代名詞として世界的に語られているのです。 しかし、この物語は真実ではなかったのかもしれません。 米コロンビア大学(Columbia University)の最新研究で、イースター島の人口は元から4000人程度であり、そもそも人口崩壊など起きていなかったことが示されたのです。 研究の詳細は2024年6月21日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。 Study Challenges Popular Idea That Easter Islan