前回のメジャーバージョンアップから5年。GPLでライセンスされたWeb開発フレームワークとして人気の高いDrupalの新バージョンがついにリリースされた。全貢献者の半数近くから寄せられた1,000を越えるパッチを取り込み、開発終了までに8カ月を要したDrupal 5が公開されたのは今月上旬のことである。今回のリリースでは主として、システムパフォーマンス、操作性、ユーザインタフェース、テーマにおいて各種の改善が施されている。 Drupal 5を利用するために必要な要件は、WebサーバとPHP(4.3.3以上)および、MySQLないしはPostgreSQLデータベースだけである。その他、JabberなどのXMLサービスを利用する場合はPHPのXML機能拡張をオンにする必要があり、また大方のユーザが選択するであろう“クリーンURL”を使いたければApacheのmod_rewriteが必要となる。