この項目では、戦闘時の防具について説明しています。正教会で「籠手」とも呼ばれる祭服については「ポルーチ」をご覧ください。 16世紀のドイツの籠手 籠手(こて、小手、甲手、篭手)は戦闘時に上腕部から手の甲までを守るための防具[1]。材質は革、鉄、青銅、丈夫な布地など。拳闘士の手を保護する防具も籠手(ナックルガード)とよばれるが、一般的には斬撃を防ぐ目的の防具を言う。 剣道の籠手[編集] 剣術の籠手 素材には主に鹿革や牛革、クラリーノなどが使われている。指部分は親指とその他4本の指の2つに分かれている。各部の名称は上から籠手頭(こてがしら)、けら、筒(つつ)、籠手布団(籠手布団)、手の平部分を手の内(てのうち)、籠手布団を結び合わせている部分を籠手紐(こてひも)という。また、籠手自体の漢字表記は『小手』『甲手』などとされることが多い。手の内部分の革は長期間の使用などにより破れることがあり、その