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ブックマーク / xtech.nikkei.com (15)

  • システム障害報告書を独自入手、神奈川県教育委員会「Gmail届かない問題」の全貌

    さらに、神奈川県教育委員会がトラブル発生から10日後に一度トラブルの「解消宣言」をしたものの、翌週に不具合が再発。X(旧Twitter)では同システムの設定不備を指摘する声も多く、そのドタバタな対応劇はたちまち注目の的となった。 トラブル発生から最終的な復旧までの間、県教委とITベンダーはどのように対応を進めてきたのか。また具体的にどのような設定不具合や、準備不足があったのか。ITベンダーが県教委に提出した「システム障害報告書」と、県教委への取材を基にトラブルの経緯を詳報する。 報告書からは、あの手この手でトラブル復旧を試みるITベンダーと県教委の苦労や、一筋縄ではいかないGmail対応の難しさが見て取れる。一連のトラブル対応は決して人ごとではなく、多くの読者にとって参考になるはずだ。

    システム障害報告書を独自入手、神奈川県教育委員会「Gmail届かない問題」の全貌
  • 生成AIサービス悪用が現実的な脅威に、プロンプトインジェクションで情報漏洩・侵入

    生成AI人工知能)を組み込んだシステムへの「プロンプトインジェクション」の脅威が迫っている。プロンプトインジェクションは、英語のinjection(注入・注射)になぞらえた大規模言語モデル(LLM)への攻撃手法だ。悪意あるプロンプトを「注入」、すなわち入力することにより、機密情報を盗んだり連係するシステムへ侵入したりする。 生成AIを社内システムや社外向けのサービスに組み込む企業が増加している。2023年の生成AIブーム初期から、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)経由でLLMを使い、システムに対話機能を実装する企業が多く見られた。 現在では、こうした対話機能において企業固有の内容を回答できるようにするため、企業のデータベース(DB)の情報をLLMが参照できるようにするRAG(Retrieval Augmented Generation、検索拡張生成)を実装する事

    生成AIサービス悪用が現実的な脅威に、プロンプトインジェクションで情報漏洩・侵入
  • コサイン類似度とは? 新しい検索体験を支えるベクトルDBの基本技術を押さえる

    生成AI人工知能)のRAG(検索拡張生成)の導入など企業で使われ始めたベクトルデータベース。その特徴は検索にある。ベクトルデータベースとはどのようなデータベースで、なぜ「意味」で検索できるのか。ベクトルデータベースの基技術についてデータベースの専門家が解説する。(編集部) ベクトルデータベースは自然言語処理などAI技術の発展の中で生まれたデータベースであり、ベクトルの概念を用いてデータを管理するデータベースです。生成AIの登場とともに注目を集め、いまや多くの既存のDBサービスやその応用サービスにベクトルデータベースの機能が組み込まれています。 以下で検索を例にベクトルデータベースの特徴や動作の仕組みを解説します。 ベクトルによる「類似度」の判断 ベクトルデータベースがストアするのは数値の羅列です。単語や文章などの「意味」「文脈」を数値化したデータであり、個々の数値を取り出して意味や違い

    コサイン類似度とは? 新しい検索体験を支えるベクトルDBの基本技術を押さえる
  • IT業界も人ごとでない「人手不足倒産」、ユーザー企業のDX停滞の懸念も

    人手不足による企業経営への影響が、一段と深刻度を増している。帝国データバンクによると、2024年上半期(1~6月)の「人手不足倒産数」は過去最多のペースという。今のところ情報サービス業の人手不足倒産は少ないが、楽観視できる状況ではない。倒産数が徐々に増えつつあるのと、人手不足への対処法によりIT業界の企業が今後「2極化」していく可能性があるためだ。IT企業の人手不足倒産が増加すれば、ユーザー企業のDX(デジタル変革)需要に応えきれず産業界全体に影響を及ぼすことも懸念される。 帝国データバンクが2024年7月に発表したリポートによると、2024年上半期の人手不足による企業の倒産数は業界全体で182件。特に顕著なのは建設業(53件)と物流業(27件)だ。 同社の分類における「ソフトウエア業」の、2024年上半期の人手不足倒産数は3件にとどまる。一方、人手不足以外の理由を含むソフトウエア業の倒産

    IT業界も人ごとでない「人手不足倒産」、ユーザー企業のDX停滞の懸念も
  • 超重要な基盤技術「Attention」、Transformerがなぜ画期的なのかを知る

    対話型AIサービス「ChatGPT」で使われている自然言語モデルの核になっている技術が「Transformer」だ。自然言語処理を例に、Transformerの仕組みを解説する。 実は、エンコーダーとデコーダーに用いられている「RNN」(Recurrent Neural Network)には、欠点があります。それは、長い文章が苦手だということです。 なぜ苦手かというと、以下の2つのポイントからそのように言えます。 (1)RNNでは、翻訳元文章全体の特徴を記憶できるサイズが固定されている。そのため、文章が長くなり単語の数が増えるほど、エンコーダーにおいて、文章の前の方で出現した単語の意味が薄まってしまう。 (2)RNNでは、単語を1つずつニューラルネットワークで処理する。そのため、単語の数が多くなればなるほど処理時間がかかってしまう。 ですので、RNNが持つこうした欠点を解消するための仕組み

    超重要な基盤技術「Attention」、Transformerがなぜ画期的なのかを知る
  • 「静的型付け」か「静的型付き」か、間違った言葉が持つ強烈な感染力

    プログラミング分野では、正しい用語を使っているかどうかが問題になることがある。今回は、プログラミングに限らず「正しい言葉」について考えていきたいと思う。 あるとき、自分が執筆する原稿の中で「静的型付き言語」という言葉を使ったことがある。変数あるいは関数の引数や返り値の型が静的に決まっている言語のことだ。こうした言語では、コンパイル時に型のチェックを行ってくれることが多い。代表的な言語としてはC言語やJavaなどがある。 この用語の表記に対し、「静的型付け言語」の間違いではないかという指摘をある人から受けた。「け」と「き」の違いだ。実は「静的型付け言語」と「静的型付き言語」のどちらが正しいかは、プログラミング分野ではときどき話題になる。 試しにどちらの用語のほうがよく使われているかをGoogle検索で比較してみよう。2023年11月下旬時点では、「静的型付け言語」をダブルクォートでくくって検

    「静的型付け」か「静的型付き」か、間違った言葉が持つ強烈な感染力
    longyang
    longyang 2023/12/01
    「新しい」は元々「あらたしい」だった、というのは初めて知った
  • 全銀システム障害の原因判明、メモリー不足でインデックステーブルが不正確な状態に

    銀行間送金を担う「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」で2023年10月10~11日に発生した障害の原因が10月16日、分かった。全銀システムと各金融機関のシステムをつなぐ中継コンピューター(RC)において、メモリー不足に起因し、金融機関名などを格納したインデックステーブルに不正な値が紛れ込んだ。 インデックステーブルはRCのディスク上にあるファイルから展開する。このファイルを作成するプログラムを実行したタイミングで、一時的に確保するメモリー領域が不足し、ファイルの内容が不正確になったという。 全銀システムの障害を巡っては、三菱UFJ銀行やりそな銀行などで他行宛ての振り込みに遅れが生じた。全銀システムを運営する全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)によると、概算値ながら10月10~11日の2日間で仕向けと被仕向けを合わせて500万件超の送金に影響が出たとしている。

    全銀システム障害の原因判明、メモリー不足でインデックステーブルが不正確な状態に
    longyang
    longyang 2023/10/17
    メモリ不足で「不正確」ってちょっと説明不足でわからんね。別の有料記事の方には詳しく書いてあるのだろうか?
  • 「よくできているが堅い」、ガンダム生みの親・富野氏が憂う生成AIの影響

    1941年、神奈川県小田原市生まれ。アニメーション映画監督・小説家。日大学芸術学部映画学科卒。1964年、虫プロダクションに入社。『鉄腕アトム』の脚・演出を手掛ける。その後フリーに。1979年に『機動戦士ガンダム』、1980年に『伝説巨神イデオン』ほかの原作・総監督として作品を生み出している。2014年に『∀ガンダム』以来14年ぶりとなる新シリーズ『ガンダム Gのレコンギスタ』をスタート。2019年から2022年にテレビシリーズを再構成した劇場版5部作『Gのレコンギスタ』を公開。(写真:的野 弘路) 昨今のChatGPTをはじめとする生成AIのインパクト、社会の熱狂をどう見ていますか。 うわ、やばいなと思いました。僕のこの2カ月ぐらいの感触で言えば、(生成AIの登場で)ますます人間はばかになっていく。ものを考えないで済むから。当の意味でものを考えるということがなくなっているんですよ。

    「よくできているが堅い」、ガンダム生みの親・富野氏が憂う生成AIの影響
    longyang
    longyang 2023/08/12
    岡潔の教育論で言われる情緒というのはAIには無かろうなあ。今の所は。そこが差だと認識されたら、埋められてしまう気はするけど。
  • AWS・Azure・Google Cloud徹底比較、39項目の調査結果を一挙公開

    世界3大クラウドが進化を続けている。米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)の「AWSAmazon Web Services)」、米Microsoft (マイクロソフト)の「Microsoft Azure」、米Googleグーグル)の「Google Cloud」である。最近ではDX(デジタル変革)推進のニーズを受けて、アジャイル開発や高度なデータ分析に必要な機能に注目が集まる。今どのクラウド、どのサービスが秀でているのか。3大クラウドのサービス内容、機能、サポートなどについて39項目で徹底比較する。記事の最後には、調査結果の一覧表を掲載した。 今回はAI人工知能)・機械学習モデルを比較する。2022年11月にMicrosoftが出資する米OpenAI(オープンAI)が一般公開した対話型AIChatGPT」は高精度の対話ができるとして大きな話題を呼んでい

    AWS・Azure・Google Cloud徹底比較、39項目の調査結果を一挙公開
  • 楽天グループが「オンプレ回帰」を決断、パブリッククラウドからIT基盤を戻す狙い

    楽天グループがオンプレミス(自社所有)環境のプライベートクラウド「One Cloud」を拡充し、グループ企業の各種事業が用いるIT基盤の統合を進めることが日経クロステックの取材で分かった。現在、パブリッククラウドで稼働させているシステムが多数あるが、原則としてOne Cloudへシフトしていく。グループ全社でIT基盤のプライベートクラウドへの集約を進めてコスト効率を高めるほか、IT基盤のノウハウを蓄積し安定稼働やセキュリティー強化につなげる。 プライベートクラウドは、新たに参入を計画する法人向けITサービスの基盤にも活用する。計画するのは人確認に使うeKYCやWebサイトのアクセス分析、電子決済の機能などだ。いずれもグループの事業で使うために開発した技術で、従量制のパブリッククラウドサービスとして外販する方向で準備を進めている。 部分的だったOne Cloudの利用、まず楽天市場で全面採

    楽天グループが「オンプレ回帰」を決断、パブリッククラウドからIT基盤を戻す狙い
  • スプラトゥーン3の通信に欠かせない、UDPとNAT越えを理解しよう

    2022年9月9日、「スプラトゥーン3」が発売されました。とても楽しみにしていたのですぐに買いました。発売から1月半ほどたってこの文章を書いていますが、いろいろなステージで様々なブキを使ってインクを塗り合い楽しくプレーしています。ちなみに今のウデマエはS+30になったところです。 この特集は、人気のスプラトゥーン3を通して、最新の通信技術の基を学んでしまおうというものです。前半の今回はスプラトゥーン3を含むオンラインゲームの通信技術を解説します。後半となる次回は、実際にスプラトゥーン3のパケットをキャプチャーして、それらの通信技術が実際にどのように使われるのかを見ていきます。 なお記載内容については、筆者や編集部独自の考察や推測によるものであり、任天堂の公式見解ではないことを明記しておきます。 オンラインゲームを実現する通信技術、UDPとは 一般的なコンピューターが通信を行う主な方法にT

    スプラトゥーン3の通信に欠かせない、UDPとNAT越えを理解しよう
  • 勝ち組社員が育ててしまう不正の温床

    日野自動車の品質不正は、中大型車のディーゼルエンジンの燃費・排ガスの検査不正の発覚から始まりました。この件の調査報告書は2022年の8月2日に公表され、そのわずか20日後の同月22日には、国土交通省の立ち入り検査で小型トラック用エンジンの性能試験における不正が発覚しました1)。結果的に、同社の国内向け車種のほとんどが販売不能に陥りました。 ディーゼル車の排ガス規制は平成の時代に大幅に厳しくなっています。規制クリアのための技術開発は極めて困難な課題だったのでしょう。不正の直接的な原因は技術力不足と考えられますが、最大の原因は経営陣の厳しい圧力です。 経営陣が困難な性能目標を掲げることは、生き残るために必要です。しかし、開発陣がその目標をクリアできないとき、経営陣が現場と課題を共有して解決に取り組まなければ、出口がみつかりません。日野自動車の調査報告書はこの状況を「押し付けられた『無理』を不正

    勝ち組社員が育ててしまう不正の温床
  • 変革を妨げる情報システム部門、そんな組織が生まれる企業のカルチャーとは

    「ウチの会社、情報システム(情シス)部門がイケていなくて……」――。管理職や現場の社員のこうした嘆きを、筆者も四六時中耳にしている。 新しいITツールやクラウドサービスを使って仕事をしたくても、決まって情シス部門が待ったをかける。ある者はセキュリティーを理由に、そしてある者はコストを理由にする。中にはせっかく全社導入したTeamsやSlackを最も利用しないのが情シス部門だというケースもある。かたくなにメール、電話、対面でのみコミュニケーションを取る。開いた口が塞がらない。 さりとて情シス部門にも言い分はある。彼ら/彼女たちだけを一方的に責めるのは気の毒だ。保守的な情シス部門、及び腰な情シス担当者。それらを生むのは組織の制度やカルチャーである。

    変革を妨げる情報システム部門、そんな組織が生まれる企業のカルチャーとは
  • ストレージに長年ため込んだ膨大なファイル、管理や整理に役立つフリーソフト

    長年ため込んだファイル群から必要なものを探し出すのは至難の業。日ごろからフォルダーで整理整頓すれば済む話だが、たいてい三日坊主で終わる。 フォルダー整理はもう不要 ラベルを付ければ一目瞭然 〝面倒な整理はしない派〟にお薦めなフリーソフトが「TagSpaces Lite」と「FenrirFS」だ。アプリ上でファイルやフォルダーにタグ(ラベル)を付けて管理できるので、元のファイルをあれこれ仕分けする必要がない。 パソコン全体のファイルを管理するならTagSpaces(図1、図2)。アプリではエクスプローラーと同様にパソコン内のフォルダー群が表示され、タグをファイルやフォルダーにドラッグして付ける(図3~図6)。既定ではタグの名前をファイル名に埋め込む設定なので注意しよう。

    ストレージに長年ため込んだ膨大なファイル、管理や整理に役立つフリーソフト
  • IT業界で生き残れるか、自分の適性を調べたら「マネジャー失格」だった

    「彼を知り己(おのれ)を知れば百戦殆(あやう)からず」、孫子の兵法に出てくる有名な言葉である。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と書かれることも多い。 この言葉に久々に接したのは、システム企画研修(東京・品川)の上野則男社長と話をしていたときだ。上野氏の業は方法論の開発であり、例えば約250社が導入したというシステム企画方法論の「MIND-SA」は上野氏の手による。 筆者が記者になったのは1985年で、MIND-SAは前年の1984年に発表された。方法論に詳しい先輩が設計ガイドのような特別号を作った際、MIND-SAに関する寄稿を上野氏が寄せてくれたことを覚えている。 最近ではシステムを保守するための方法論「MIND-EVE」を開発している。MIND-EVEに関する意見交換の場に筆者が参加し、複数企業の保守担当者の方々と話をしたこともある。 システムやソフトウエアの企画や保守あるいは開

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