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自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会編 (ちくま新書) 作者: 橋本努出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11メディア: 新書購入: 4人 クリック: 179回この商品を含むブログ (53件) を見る ちばは、マンガの最後の場面で、編集者の意見を参考にしながら、ジョーがリングの上で真っ白に燃え尽きるという姿を描いたのであった。 ちなみに、テレビ版の最終回では、ジョーがドヤ街を去っていくシーンで終わっている。テレビ版の『あしたのジョー』は、マンガよりも先に終わることになり、それで適当な結末を描いてしまったようである。(p. 119) これはひどい。一章割いて論じている本の中で、これはありえないレベル。どっかですでに指摘されているかもしれないけど、一応。 あのー、アニメは、『あしたのジョー』と『あしたのジョー2』があるんですけど・・・ うーん、いや、そういうレベルの間違い方
2010/9/230:0 リチャード・ローティを脱構築する(3) 橋本努 3.アイロニストの三つの顔 ローティのいうアイロニストの特徴を要約すると、次のようになるだろう。まずアイロニストは、自分が現在使っている語彙を徹底的に疑い、絶えず疑問に思っている。 また彼は、この疑念を解消するための語彙を、現在の語彙の中から見つけ出すことができないと考える。なぜなら、他の語彙に、つまり自分が出会った人々や書物から受け取った終極の語彙に、彼は感銘を受けているからである。 他方でローティのアイロニストは、新しい語彙を旧い語彙と競わせつつ、新しい語彙に勢力を与えることによって、最大の快楽と社会的効果を引き出そうとする。アイロニーの対極にあるのは「常識」であり、「業界屋のパラダイム化された語彙」であり、また「政治的・芸術的に真面目なコミットメントを誘う語彙」である。これらの三つの語彙をはぐらかしながら新しい
ヴェルナーの『ベーシック・インカム』は買ったまま読んでないので、あまり言及できない問題なのだけど。 BIは貧しい人々に今までの自分の「正しくない行い」を悔い改めさせると同様に、社会が彼らを搾取する免罪符にもなるのです。そのような欺瞞に加担するのはもうやめるべきではないでしょうか。何もBIで無くても、生活保護の拡充と基準の緩和、教育・医療の無償化、最低賃金の設定や雇用保険の充実など、現実的に出来る社会福祉はたくさんあるわけです。 BIってのは無償のバラマキではなくて、たとえば教育におけるBIとも言えるバウチャー制度なんかは、ハイエクによって「選択の自由を高める」ための手段として提案されたものだったはず。赤林英夫氏なんかは、日本のような初等教育における受験機会の多い環境では、バウチャーの導入の仕方によっては、それが「富裕層への補助金」になることを指摘していた(『中央公論』07年2月号)。 で、
HOME 書評 ウルリッヒ・ベック著『ナショナリズムの超克 グローバル時代の世界政治経済学』 島村賢一訳、NTT出版2008 『図書新聞』2008年11月8日号、1頁 橋本努 話題となった『危険社会』の著者ベックが新たに取り組んだテーマは、「コスモポリタン現実主義」というグローバル化の規範理論。不透明な世界の権力ゲームはいかにして可能なのか。従来型のナショナリズムを越えるためのシナリオと戦略を、あらゆる観点から考え抜く。この世界のゆくえを透徹に見通した理論書だ。 著者によれば、一国主義的な発想は危険である。一番危ないのが社民の安全戦略なのだが、しかし私たちはこの思考にどっぷり浸かっている。その枠組を根底から反転させようというのが本書の狙いだ。国民国家からポスト国民国家へ、あるいは「第一近代」から「第二近代」へと、ビジョンの歴史的転換を明快に示しつつ、時代の新たなプロジェクトをゲーム論の「戦
帝国の条件 自由を育む秩序の原理 作者: 橋本努出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2007/04/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (31件) を見る 昨日の合評会(経済理論史研究会@早稲田)で配布したものを貼り付けます。 橋本努『帝国の条件』コメント 稲葉振一郎 *総論 いまなおわれわれは「ハーバーマス対ルーマン」という対決構図をよく引き合いに出す。本書を読み私は、この対決に更に第三の挑戦者としてレオ・シュトラウスを引っ張ってこれるだろう、と思った。 ハーバーマスがコミュニケーションの理想を語るのに対してシュトラウスとルーマンは冷淡である。ルーマンは「われわれには時間がないし、それほど賢くもないから、あなたの言う理想には到達できない」と肩をすくめる。シュトラウスは軽くうなずき小声で「だからわれわれは二枚舌を使わねばならない。わかる人にだけわかっ
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