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生と包丁に関するlotus3000のブックマーク (1)

  • ECO-MISSION2011@JAPAN

    島原城築城で集められた職人が起源とされる鍛冶屋の中でも、全国的にもめずらしい日古来の「たたら製鉄法」で鉄を一から作っているという「吉光」さんを訪ねた。築70年の木造工房は梁と屋根で支える柱の少ない構造で、長い年月を掛けて染み付いた熱と鉄粉を身にまとい、中央に据えられゴウゴウと燃えるタタラ製鉄の釜の鼓動に共鳴する、ひとつの生き物のような存在感がある。 有明海沿岸で採取した砂鉄を松炭をくべた釜で溶かし、藁灰をまぶしながら鍛錬する独特のたたら製鉄法で作られる希少な「玉鋼」は、日刀にも使用され、作られた刃物は鋭い切れ味を誇る。砂鉄100kgを製鉄して採れるのは僅かに4kgほどと、まさに玉のように貴重な塊。吉光ではこの「玉鋼」を贅沢に使った、こだわりの包丁や農具などの刃物を作っている。 数年前、鉄製の空き缶を釜で溶かして包丁が作れないかと思い立った。塗装を焼き剥がして細かく刻み、温度管理に細心の

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