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ブックマーク / nowokay.hatenablog.com (8)

  • ソフトウェアプロセス技術がロストテクノロジーになっている - きしだのHatena

    最近会った人とよく話すのが、ソフトウェアプロセス技術がロストテクノロジーになってるんではないかということです。 ソフトウェアプロセスというのは、「プロセスがよいソフトウェアをつくる」という前提のもと、どのようなタイミングでどのような成果物を作り、どのような管理をし、どのように検査をしてソフトウェアを作るかという手順です。 そして、プロセス技術というのは、そのようなプロセスを構築し運用し改善する技術です。 このようなソフトウェアプロセス技術は、1995年くらいから2000年くらいにかけて盛り上がり広まりかけたのですが、そのタイミングでWebが広まりはじめ、「Webは進化が速い」「作るものがどんどん変わる」などを合言葉に、「アジャイルプロセスを採用する」という名目でなんら管理されないプロセスが普及しました。その結果、プロセス技術は完全に下火になっているように思います。 もちろん、Webの発展段

    ソフトウェアプロセス技術がロストテクノロジーになっている - きしだのHatena
  • ソフトウェア工学は失敗している - きしだのHatena

    特に学術的にソフトウェア工学に触れたことはないのですが、むしろそうではなく現場にいる身としては、ソフトウェア工学は失敗しているように見えます。 「成功していない」ように見えるのではなく「失敗している」ように見えるのです。 もちろん、いまソフトウェア開発で使う技法やツールなど、ソフトウェア工学の産物はたくさんあり、現在のソフトウェア開発がソフトウェア工学から生まれたもので支えられていることには間違いありません。 でも、そうやって築き上げてきたものが、1999年以降ガラガラと崩れて、そしてうまく再構築できていないように見えます。 1999年、なにがあったかというと、XPエクストリーム・プログラミング入門というが発行されたのです。リンク先は2版ですが、日語版でも初版は2000年12月になっています。 ここからソフトウェア工学がガラガラ崩れた気がしています。 では、ここまでソフトウェア工学がど

    ソフトウェア工学は失敗している - きしだのHatena
    loungep
    loungep 2013/03/23
    学問として履修した身としてあえて触れない話題だったんだけど、そうか、失敗していたのか・・・ [エンジニアリング][教育]
  • プログラマの実力は経験だけであがらないことがレベル格差につながる - きしだのはてな

    プログラマというのは、道具に慣れることが、実力があがることにならないのですよね。だから、勉強せず業務経験だけだとレベルが低いままということになってしまう。 Javaを10年さわり続けて、Strutsを5年さわり続けても、それだけでは、与えられた画面を手際よく作成できるようになるだけで、たとえばStrutsすらよりよく使えるようになるわけではなかったりする。 Javaにしても、「volatileってなんですか?」という問いに、まあ知らないのはしかたないとしても、解説を見ながらですら答えられない可能性がある。 プログラムの反復生産は、プログラミング能力の向上にあまりつながらない。設定や記述に慣れるだけだ。そして、この「慣れ」というのには「難しいからそもそも実装を回避する」というようなものも含まれる。実力の向上は、作業ができるレベルで止まってしまう。 プログラマとしての実力をあげるための勉強が自

    プログラマの実力は経験だけであがらないことがレベル格差につながる - きしだのはてな
  • 「プログラマ」とは別に「バインダー」という職種名を思いついたのだけど 2011-12-15 - きしだのはてな

    よくアルゴリズムの話とかすると「アルゴリズムとか業務で使わないから。ライブラリあるから」みたいな話が出ますね。今日もTwitterでkumagiさんが「競技プログラミングが業務で役に立たないって言ってる人は・・・」って話してたわけです。 でもまあ、アルゴリズムの勉強ってのは、実装したい問題をいかに効率のいいプログラムに落とすかっていう話なんで、プログラムを組むっていう業務をしていたら必要ないとは思わないはずなんで、「アルゴリズムいらない」っていう人がやってる業務はプログラミングじゃないんじゃないのかと思ったりするわけです。 で、noritunaさんが「コーダー」を挙げてて、こういう文脈でよく出るんだけど、これはちょっと違和感あって、「コーダー」は誰かが書いたプログラムをコンピュータに入力するだけくらいの語感で、別に「プログラマ」という職種が必要になるサポート的業種で、でも実際は「プログラマ

    「プログラマ」とは別に「バインダー」という職種名を思いついたのだけど 2011-12-15 - きしだのはてな
  • プログラマになるための勉強をしている人の前で話をしてきた - きしだのHatena

    イデアルITスクールというところで、1時間ほど話をしてきました。 プログラマとしてやっていくために大事なことというテーマ。 資料を作らずに、というか構想すら練らずにやってしまったので、ここで整理とまとめと補足を。実際にこれをしゃべったというのではなくて、だいたいこんなことをしゃべろうとしてたという内容をかなり盛って書いてます。 当然ですが、プログラマの仕事はプログラムを書くことです*1。 プログラマとしてやっていくためには、どこで動くプログラムを書くか、なにをするプログラムを書くかということを意識することが大事です。 ということで、まずはプログラムが動くところがどう変わったかという話。 1970年代ころは、デバイスを動かすためのプログラムが多かったのではないかと。 あと、ここには書いてないけど、業務アプリはほぼメインフレームで動いてたと思います。 それが、1980年代くらいからパソコンが出

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  • Google App EngineでのDatastore使用量見積もりは注意が必要 - 2010-02-17 - きしだのはてな

    先日セッションデータを消したかったのは、Datastore使用量が1GBを超えて一日0.01$の課金がかかってたからなのです。日曜日くらいに無事消えました。 Google App Engine/Javaでセッション情報を定期的に消す処理 130万件を消す処理に5日以上かかった計算に。もちろん、もう少しちゃんと組めばもっと早く終わると思うのですが、それはつまり、130万件を消去する処理を書くには単純なコードでは無理ということです。※急いでなかったので30分に13回程度の処理しか行ったためで、ちゃんと処理をすると3時間かからないくらいにはなりそうです。(23:08追記) まあ、日数がかかるのはいいとして。 セッション情報がたまってるときのエンティティサイズはこのように360MB程度になっていました。 ただ、このときデータストア使用量は1GBを超えて、0.01$の課金がかかっています。 これが、

    Google App EngineでのDatastore使用量見積もりは注意が必要 - 2010-02-17 - きしだのはてな
    loungep
    loungep 2010/02/17
    「Google App EngineでのDatastore使用量見積もりは注意が必要」。
  • PHPの価値が相対的に落ちてJavaの価値があがっていく 2009-10-19 - きしだのはてな

    2000年あたり、PHP4やJSP1.0が出たころ、PHPよりもJavaがよいと言っても、「Javaは動かせる安いサーバーがない」ということで、サーバーの確保が容易なPerlPHPが使われました。 Javaを使うには、一台まるごと借りれる割高なレンタルサーバーで、自力でTomcatなどをインストールする必要がありました。そういった状況はしばらく続き、「PHPならば安く借りれるサーバーがたくさんある」ということから、PHPがよく使われるようになりました。 PHPの普及初期では、サーバーの確保が容易なことがPHP採用の大きな理由のひとつだったと思います。 こういう状況は最近まで続いたけど、Amazon EC2のおかげで「Javaは動かせる安いサーバーがない」という問題は解決してきました。Amazon EC2を借りても自力でTomcatなどをインストールする問題がありましたが、HerokuやS

    PHPの価値が相対的に落ちてJavaの価値があがっていく 2009-10-19 - きしだのはてな
    loungep
    loungep 2009/10/19
    「PHPの価値が相対的に落ちてJavaの価値があがっていく」
  • おとうさん、ぼくにもYコンビネータがわかりましたよ! - 2009-04-09 - きしだのはてな

    やっと、Yコンビネータが何を意味するものなのか、どういう意義があるのかがわかりました。 名前を使わず再帰ができますよ!というだけのものじゃなかったのですね。 まずλありき 関数の話をしたいのです。 そのとき、いちいち hoge(x) = x * 2 としてhogeを・・・、とか名前をつけて話を進めるのがめんどうなので、関数を値としてあらわすと便利ということで、λという値を定義するのです。 そうすると、上のhoge関数なんかはλ(x)(x*2)などとあらわせますが、引数をあらわすのに()を使うといろいろまぎらわしいので、 λx.x*2 のように表記します。 というのがλ。 このとき、λになにかわたされたら、引数としてあらわされる部分を単純におきかえます。 (λx.x*2)y とあったら、xの部分をyでおきかえて (λx.x*2)y → y * 2 となります。λの引数部分を与えられた引数で置

    おとうさん、ぼくにもYコンビネータがわかりましたよ! - 2009-04-09 - きしだのはてな
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