気どるな、力強くめしをくえ!「大衆食堂の詩人」といわれた、後期高齢ステージ4癌男、エンテツこと遠藤哲夫のブログ。 どうも「大衆食」などを名のっていると、「安くておいしい」ものや「安くておいしい」店を知っているものと思い込まれて、そのテのことを聞かれることが少なくない。それは、とても困ったことなのだ。 椎名誠さんは、かつて「書評誌「本の雑誌」の編集長をやっているのでよく「いま面白い小説はなんですか?」と聞かれる。そういわれても即座に「ハッ、いま面白いのはコレとコレであります、ハッ」というふうにこたえることができない。自分が面白がって読んでいる小説が誰が読んでも面白いとは絶対言えないからである。うまいラーメン屋についての評価とすこし似ていて「こってり味」の好きな人が「さっぱり味好み」の人に「これはうまいですよオー」と大絶賛紹介して失望されるムナシサみたいなの、よくあるでしょう」と書いている。(