懐かしいあの空気感を記録する――ソニー「DSC-RX1」:矢野渉の「金属魂」的、デジカメ試用記(1/3 ページ) カメラマン・矢野渉氏が被写体への愛を120%語り尽くす連載「金属魂」。今回は世界最小の35ミリフルサイズセンサー搭載デジカメ「DSC-RX1」を手に、思い入れのある街を歩く。 金属デジカメとしての印象 35ミリフルサイズの撮像素子に、単焦点の35ミリレンズを組み合わせた高級コンパクトデジカメ。それがDSC-RX1(以下 RX1)だ。このコンセプトと25万円という価格は、同じジャンルに分類される国産デジカメの中で頭ひとつ抜けている。発売前に試用する機会を得たので、僕なりの印象をつれづれなるままに書いてみたいと思う。