犬の飼い主に向けられた看板。意図せずして婉曲(えんきょく)語法が忍び込んでいる/Randy Schmidt 東京(CNN) ジョン・ドゥ-ギルさんは30年前に日本に初めて来たとき、京都に店を構える近所の肉屋で奇妙なフレーズを目にした。 看板には「meat shop」ではなく「flesh shop」と書かれていた。 英語の間違いに気付いていないのだろうと思い、ドゥ-ギルさんがそれを指摘したところ、店主らは礼儀正しくうなずいた。 だが、店主らが看板を変更することはなかった。 「看板の文字が『flesh』か『fresh』か、あるいは『meat』かは問題ではなかった」。日本における英語使用を研究する龍谷大学名誉教授、ジョン・ドゥ-ギルさんはそう振り返る。 「(英単語が書かれていたのは)単に注意を引きつけるためだ。肉屋であることは外から見ればわかるので、意味を伝える目的ではなかった」 ドゥ-ギルさん
米国・マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、ネイティブでない英語話者が書いた英文に文法や構文の注釈をすべて入れ、データベースとして公開した。この種のデータベースとしては初の大規模なものだという(MIT Newsの記事、 The Vergeの記事)。 データセットは英語を第2言語とする学生が試験で書いた論文から抽出した5,124の文で構成され、それぞれ1つ以上の誤りを含む。世界人口のおよそ40%が母国語とする10言語のネイティブスピーカーがほぼ均等になるように抽出されているという。データセットのオリジナルソースは英ケンブリッジ大学が公開したもので、誤りに関する注釈だけが入れられていたそうだ。 データセットに情報を追加するため、研究チームはMITの学生および大学院生を募集し、8週間にわたって注釈の入れ方についての指導を行った後に作業を開始した。注釈は品詞の区分、単数・複数や時制など
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く