14日に公表された1月の米消費者物価指数(CPI)に対するウォール街の反応は、連邦準備制度理事会(FRB)の目標を上回るインフレが長期化する可能性が高いと投資家が認識しつつあることを示している。市場の重鎮2人は、問題の一部は2%のインフレ目標だとみる。 ハーバード大学教授で元FRBエコノミストのケネス・ロゴフ氏は同日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ずっと前に2%ではなく3%と言うべきだった」と指摘。「もし変更すれば、また変更する可能性があるという意味になる」と述べ、「インフレはより長期にわたって高止まりするものの2%に戻っていく見込みで、時間がかかるだけだと当局は言うだろう。それがレトリックだ」とコメントした。