台風1号の通過で被害を受けたフィリピン中部東サマール州サンポリカルポの様子(2020年5月15日撮影)。(c)Alren BERONIO / AFP 【5月15日 AFP】台風1号(アジア名:ヴォンフォン、Vongfong)が上陸したフィリピンで15日、強烈な暴風雨により数万人が避難を余儀なくされた。フィリピンでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、避難所におけるソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)はほぼ不可能な状況となっている。 台風1号は14日にフィリピン中部サマール(Samar)島に上陸。海沿いの家屋に被害をもたらし、首都マニラに向かって北上途中に熱帯性低気圧へ変わった。 フィリピンでは新型ウイルス対策で数千万人が自宅隔離を続けているが、災害当局によると、中部ビコル(Bicol)地方では台風により少なくとも14万1700人が避難を強いられている。 AFPの取材に応じた