前回に引き続き、ソニーBluetoothスピーカー「SRS-BTX500」の取材記事をお送りします。前編の「日本初公開、ソニーのスピーカーに使われた磁性流体の正体」と合わせてご覧ください。 「SRS-BTX500」の音がいい理由は、注目の磁性流体以外にもあった。インタビューの前半では、高剛性なバッフルボードの素材や、金属プレートで補強したサブウーファーの構造、そして電気回路に施された共振を防ぐためのケアなど、オーディオメーカーの製品らしく基本に忠実な部分を見せてもらった。 後半は、磁性流体はどう使われ、どんな風に働き、一体何のメリットがあるのか。一般的に音がよくないと言われているBluetoothスピーカーに、ここまでポテンシャルの高い製品を持ってきた理由は何なのか。第一印象から「久々にソニーらしいデザイン」と感じていたが、それにも合理的な理由があったようだ。 コーンが軽く動くので中高域の