今年前半が終わっていた。 昨日、さいたまゴールド・シアター「アンドゥ家の一夜」千秋楽。 毎度、自分の関わった舞台には、できるだけ多くの方に観に来てもらいたい気持ちをもつのは当然だが、俺は、まったく気が進まない様子の人を無理矢理誘うほど強引な人間ではない。来たくないなら来ない方がよい。それが自由というものさベェベー。しかしながら、今回はちと例外だった。今回ほど 「あなた方、悪いことは言わない、何はおいても、これだけは観ておいた方がいいんじゃないかい?」 という思いに駆られ続けた公演もなかった。 様々な意味において、今後の人生で二度と味わえないだろう経験をさせてもらった。演劇について、演劇に携わりながら生きるということについて、つくづく考えさせられた。 観に来てくれた俺の周囲の演劇関係者にとっても、鮮烈な体験だったらしく、異様なテンションの感想メールを毎日たくさんもらった。 さいたま芸術劇場が