→紀伊國屋書店で購入 「ずるい本」 ほんとうはこの本、筆者が書評に取り上げるべきでないのだろう。 竹内氏は筆者の大学時代の同級生であり、テニスのお師匠さんであり(「お、あべ~、スピンかかるようになったじゃん!」というような青春のひとコマがあった)、しかも本書には著者の文章が引用されてもいる。これではいかにも、内輪褒め・提灯持ち・我田引水・利権てんこ盛り型書評の典型である。 たしかにそうかもしれないのだが、この本、正直言って、いろいろ叩かれそうな気がするし、しかし、自分こそがこの本の「いい感じ」をわかってもいるという妙な自信も今回はあるので、どうぞ勘弁してもらいたい。そういうインチキ書評は読まない、という正しい感覚を持っている方はどうぞ読まないでください(最近、偉い先生の書評は、そういうインチキがけっこうありますからね)。 実に変な本である。タイトルからして、すばらしく格好いいけどまったく意