Intel Securityグループの調査で、企業が1年に平均78件のセキュリティインシデントに直面していることが分かった。素早い対応が望まれるものの、現場担当者は多くの課題を指摘する。 サイバー攻撃などのセキュリティインシデントについて、企業のセキュリティ担当者が対応に苦慮している実態が浮き彫りになった。多くの担当者がセキュリティ対策の“断片化”に問題があると指摘する。 これは米Intel Securityグループが、Enterprise Strategy Groupに委託した調査で判明したもの。Enterprise Strategy Groupは企業のITおよびセキュリティの責任者700人にアンケートを行った。 それよると、2014年に経験したセキュリティインシデントの発生件数は平均78件で、社員5000人以上の大企業では150件に上る。インシデント全体に標的型サイバー攻撃が占めた割合