中国で、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染して死亡した父親と娘について、ウイルスが、父親から娘に直接感染した可能性が高いとする研究結果を、中国の研究チームが発表しました。 研究チームは、ウイルスの感染は、これまでのところ家族間の限定的なものだとしています。 ことし春、中国の東部を中心にヒトへの感染が相次いだH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、130人余りの感染が確認され、このうち43人が死亡し、中には、家族で複数の人が感染した事例も報告されています。 中国・江蘇省の研究者などで作るチームは、6日、イギリスの医学雑誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」で、ことし4月から5月にかけて死亡した60歳の父親と32歳の娘について、感染の経路を調査した結果を発表しました。 この父親は、ウイルスに感染したあと病院に入院し、娘の看病を受けていたということで、研究チームが、2人に対する遺伝