西武鉄道は、飯能市永田台2の住宅分譲地に建設するメガソーラー「西武飯能日高ソーラーパワーステーション」の敷地を除草するため、同社が西武池袋線武蔵横手駅(日高市)で飼育中のヤギ親子4匹=写真、同社提供=を動員することを決めた。 西武によると、メガソーラーの建設予定地は、既に分譲済みの住宅地に隣接しており、除草剤は使えない。草刈り機を使えば二酸化炭素(CO2)を排出するうえ、機械が太陽電池パネルにぶつかってパネルを傷める恐れがある。こうした理由からヤギ親子に白羽の矢を立てたという。 メガソーラーは、約3.9ヘクタールの敷地に太陽電池8588枚を設置。年間予定発電量は約240万キロワット時で、一般家庭約650世帯分に相当するという。来年8月の運用開始を予定している。 (上田融)