今は上野発着だけとなった青い客車の寝台特急、ブルートレインのうち、青森との間を結ぶ「あけぼの」が、来年3月で運行を取りやめることになりました。 これにより、ブルートレインは、上野・札幌間の「北斗星」だけになります。 「あけぼの」は、上野と青森を結ぶ寝台特急としておよそ40年前の昭和45年から運行が始まり、秋田を経由して日本海側を走る数少ない列車だったことから、出張のサラリーマンも多く利用してきました。 片道12時間半かかりますが、上野駅では19日夜も、親子連れやサラリーマンなどが利用していました。 このうち6歳の長男と乗車した東京・豊島区の45歳の会社員の男性は、「『あけぼの』に乗りたくて息子と一緒に青森に旅行します。ゆっくりと旅ができ、日本海側の雪景色がとても好きです。毎年、利用していましたが、引退するといううわさを聞いて乗りに来ました」と話していました。 この「あけぼの」は、東北、秋田