今夕、「フォーラム神保町」で、「青年将校化する東京地検特捜部〜小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走〜」なる講演会が行われるそうで、講師は、魚住昭、佐藤優、鈴木宗男、田原総一朗、永野義一、平野貞夫(元参議院議員)、宮崎学の各氏だが、ここで講師の中に佐藤優が加わっていることに注目したい。講演会はネット配信されるそうだ。 世に倦む日日 佐藤優の青年将校論の誤謬 - 検察クーデター説と検察ファッショ説 が、今回の東京地検の捜査は国策捜査(検察ファッショ)ではなく、一部のはね上がりの検事による「青年将校によるクーデター」のようなものだと主張している佐藤優を批判し、 この捜査が単に検察だけの空間で計画され実行された行為ではなく、官邸と検察が一体になった最高権力によって発案され遂行された ものだと主張している。このエントリは、なかなか説得力があるもので、 私は、この「青年将校による検察クーデター論」は「ネタ
東京地方検察庁特別捜査部の取材対応のあり方等に関する第三回質問主意書 「前回答弁書」(内閣衆質一七一第三六〇号)及び「前々回答弁書」(内閣衆質一七一第三一三号)を踏まえ、再度質問する。 一 前々回質問主意書で、一般に、新聞やテレビ等の記者はじめ各報道機関(以下、「マスコミ」という。)が東京地方検察庁特別捜査部に対して、ある刑事事件に関し、例えば逮捕された容疑者が自身にかけられた容疑についてどの様な供述をしているか、またその供述の結果、何らかの新たな容疑が見つかったか、更には別の人物が容疑者として浮上したか等、ある刑事事件の捜査がどの様に推移しているかに関する情報について問い合わせるべく取材(以下、「取材」という。)を行う際、どの様な手続きを踏むことが求められるのか、本年三月三日、民主党小沢一郎代表が政治資金規正法に違反する形で西松建設より献金を受けていたとして、小沢代表の資金管理団体の
11日、小沢民主党代表が辞任を表明した。検察と大手マスコミは、胸をなでおろしているのだろう。 西松建設による違法献金事件で逮捕・起訴された小沢代表の秘書への容疑は「政治資金規正法違反」である。小沢代表側にはそれ以上の逮捕者も出ていなければ、容疑もかけられていない。政界への捜査が始まって以来、大手マスコミは検察リークに踊らされて、あたかも小沢代表自身が関与した疑獄事件に発展するかのような記事を垂れ流した。しかし、小沢代表自身への事情聴取も、ほかの政治家への捜査もないまま、全てが尻すぼみに終わっている。一体、あの騒ぎは何だったのだろう。検察からの正式な発表も、大手マスコミによる反省もなく、小沢氏の代表辞任で事が終わるというのでは、あまりにも無責任ではないだろうか。 新聞報道などが正しければ、検察側は小沢代表側に対して、あっせん利得による立件を目指したと思われる。東北地方を舞台にした公共事業を小
民主党の小沢一郎代表の第一公設秘書が逮捕された件で、少し書いておくことにする。 普段、政治とカネの問題にはめっさ厳しい 自民党 - トラックバック・ピープル にTBされてる方々なんですが、その多くが西松建設の献金事件に関する情報がまだ出そろっていない時点から「国策捜査だ」と断定しているようである。なんだかなぁ。根拠がないなら「〜の可能性もあるかもしれない」ぐらいにしとけばいいのに。まぁ小沢だけで「フェアでない」という言い分はわからないでもない。なんせこのタイミングだし、政治的な臭いも感じる。けど、「企業献金と認識していたかどうか」が逮捕されるされないの分かれ道のようであるし、検察側が「西松建設の元社長の証言」を得てることが大きいんじゃないかな。 このタイミングというのは、こんな理由もあるようだし*1 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/200903
「国策捜査」が漂流している。 前回のエントリー記事でとりあげた、小沢一郎の公設第一秘書が逮捕、起訴された問題に関して、民主党、小沢一郎代表の政治的責任問題とは別に、検察の国策捜査のありかたを巡って批判の声が広がり始めている。 「国策捜査」という言葉は、もともと検察の内部用語で、国家の意志・政策、あるいは世論の動向に基づいて訴追ありきという形で捜査をすすめることを意味していた。しかし、この言葉が、マスコミや一般国民にも知られるようになったのは、鈴木宗男事件で逮捕、起訴された元外務官僚、佐藤優氏の「国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 」が出版され、ベストセラーになってからだろう。 この本の中で佐藤氏は、「国策捜査」というもののありようと、その「罠」にはまった時の個人の無力さを自身の体験をもとに赤裸々に報告している。この本が出て以来、「国策捜査」という言葉は、検察に対する批判
3月10日から12日にニュースになったことを朝日新聞が今伝えている。これぞ、マスコミへの圧力の証拠!! http://www.asyura2.com/09/senkyo60/msg/644.html 投稿者 taked4700 日時 2009 年 3 月 23 日 19:10:54: 9XFNe/BiX575U 以下に今日3月23日付けの朝日の記事、そして10日以上前の共同通信と産経の記事を引用するが、なんと、内容は全く同じだ。なぜ、朝日が2週間ほども前に分かっていたことを今報じる必要があるのだろう? 多分、朝日に圧力がかかったのではないだろうか?朝日はまだこの記事を報道していないから、他のメディアと同じように報道せよ、と。 なお、産経は「捜査関係者の話で分かった」としているが、共同通信は「政治資金収支報告書などで分かった」とし、朝日は「集中させていたことが分かった」のように情報源には触れ
3月8日から3日15日までにブックマークした、主に西松建設の献金事件に関するニュース記事(関係ないものもあります)を時系列順にメモしておきます。 ちなみに、3月3日に小沢一郎氏の第一公設秘書・大久保隆規氏が逮捕された時点での根拠の無い「国策捜査だ」と断定するような意見にはかなり否定的だったんですが、あれから13日が経ちいろいろと状況証拠が出てくるにしたがい、いまでは国策捜査説にかなり傾いています*1。理由については後日、時間があったら書きたいと思います・・・ ■3/8「西松献金」疑惑の根本にメスを/参院予算委 小池議員の質問 - 赤旗(動画あり) http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-03-08/2009030825_01_0.html ■3/11献金疑惑、「派遣切り」、日本経済をどうするか/ラジオ番組 志位委員長が語る - 赤旗 http://w
ムネオ日記 2009年3月8日(日) 今朝、TV報道番組は「小沢氏秘書逮捕」が中心である。西松側の話したことばかりメディアをにぎわしているが、西松側の話を知っているのは捜査、取り調べしている検察しか知り得ない。 5月から市民参加の裁判員制度が始まるが、余談を与える旧態依然の検察リークによる一方的印象を作られた情報が洪水のごとく溢れ出し、本当に市民の目線で裁判員制度の異議を言えるだろうか。主旨が違うのではないかと首をかしげざるをえない。 「巨悪」を捕まえると言うなら、過度な規制緩和で格差社会を作り国民にやる気を失わせた、弱肉強食の新自由主義の政治、構造改革を推進した小泉政治、それを支えた竹中平蔵氏が問題ではないのか。 「検察が正義の使者宜しく自分達のやっていることが正しいのだというのは思い上がりだ」といったFAX、電話が私の事務所に届く。 国民も冷静に分析していると思いながら、やはり国民から
「検察は国家権力・政治権力に左右されない。検察は時の政権から独立し、公平に捜査している」「官僚機構が、官僚に立ち向かう政治家を陥れるために事件を起こすことなどありえない」などと信じる者はこの国の政治も歴史もわかっていない者である。検察はその歴史において常に権力に媚び、迎合し、時の権力の都合のいいように逮捕あるいは見逃してきた。三木政権時のロッキード事件が前者であり、竹下政権時のリクルート事件が後者である。金丸事件に至っては5億円のヤミ献金が発覚したにもかかわらず当時の経世会支配に「配慮して」二十万円の罰金で事を収めたが、後に経世会が竹下派と羽田・小沢派に分裂して弱体化したと見るや途端に金丸を「所得税法違反」で逮捕した。明治や大正の話ではない。たかが10〜30年前の話だ。あの時誰もが、検察ほど政治権力に過敏な官僚はいないと思ったはずだ。それをもう忘れているのだろうか。 今のところ「東京地検特
検察側の動きがあまりに早くて驚かされる。昨日の記事を上げたとき、具体的な公共工事の嫌疑について検察から情報が漏れるのは1日か2日後だと思っていたら、直後に岩手県の小沢事務所への強制捜査が入り、数時間後には「胆沢ダム工事」という具体的な物件名まで飛び出てきた。予測のインパクトを狙ったつもりの昨日の記事の題名は一瞬で減価償却されてしまい、検察側の獰猛で凄烈な今度の捜査攻勢に驚かされる。「小沢一郎は退路を断った」と新聞は書いているが、退路を断ったのは検察も同様のようで、今朝は早くも小沢一郎への事情聴取を検討というニュースが出た。一気呵成に勝負に出ている。それは、昨日の小沢一郎の記者会見の発言が検察の予想以上に過激な内容で、検察の捜査を不公正な権力の行使だと正面から批判したためである。もしこのまま小沢一郎が代表の座を続け、そして民主党が総選挙に勝利したなら、小沢一郎の検察批判は国民に支持されたとい
だれも予想していなかった「小沢一郎公設秘書逮捕」 実は、1月22日の段階で有料サイトだけど、当方では以下のエントリーをいれている。 「限定公開 西松建設取材メモ」 2009年1月22日 実は、この「取材メモ」と内容に関して、マスコミ関係者というよりは、複数の政府、政党関係者から問い合わせがきている。 なかには、かなり「きわどい詮索」や「強要にちかい詮索」をしてくるところもある。 そこで、有料サイトの記事であるが、当サイトの状況を考え、ここで公開する。 なお、問い合わせのあった件には、微妙なニュアンスがかなり含まれている。 現段階で、すべてに関して、回答することはできない。 とりあえず、万が一の事態に備えて、公開しておく。 つまり、「実は当サイトは、今回の事態に関して、事前に予想していた!」とはしゃいでいることはできない状況にあります・苦笑。 「限定公開 西松建設取材メモ」 2009年1月2
昨日、東大寺修二会に出かけようとしたら 小沢一郎の個人事務所ガサ入れ のニュースが飛び込んできた。最初に感じたのは 何だって今? という疑問。少なからぬ人たちが同じように思っているだろう。 1/26付赤旗には 西松建設の政治団体が献金した政治家などのリスト が掲載されている。 2009年1月26日(月)「しんぶん赤旗」西松建設政治団体 資金提供 全容わかる 小沢民主代表 3100万 尾身元財務相 2080万 二階経産相 868万 準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)の裏金疑惑にからみ、同社が企業献金の隠れみのとして設立したと指摘される二つの政治団体による政界への資金提供の全容が本紙の調べでわかりました。献金やパーティー券購入の形で、資金提供を受けていた政治家は、十七人(表参照、故人のぞく)にのぼります。総額では一億一千万円以上です。 本紙が調査 麻生内閣の二階俊博経済産業相は、個人と同
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く