マヤ暦・人類滅亡のXデーである2012年12月23日に、人類が本当に滅亡するかについては諸説あるが、仮に2012年を乗り越えても、それは人類滅亡の危機を乗り越えたことには決してならないという。迫りくる新たな脅威は無数にあるのだ。 *** 昨年、ウィーンで開催された国連の科学技術部会のセッション中に、とんでもない緊急議題があがった。それは「2014AZ5」と呼ばれる小惑星が現在、地球に向かっており、最悪、来年の3月にも地球に激突する可能性があるというのだ。 2014AZ5は、昨年1月に発見され、その質量や組成構造は現在のところ不明。わかっているのは、幅が約290mほどだということだけ。同程度の幅の小惑星の衝突例としては、1908年にシベリアで起こった「ツングースカ大爆発」などがあり、地球に激突した場合、被害の規模は最低でも、落下地点から半径30km以内にある建造物が跡形もなく吹き飛ぶという。