銀座店の成功で衝撃の日本デビューを飾った世界3位の衣料チェーン、ヘネス&マウリッツ(H&M、スウェーデン)が8日、東京・原宿に2号店をオープンする。来秋には渋谷、新宿にも大型店を出すことが決まっており、東京の主要商業地を押さえることになる。一方で、この人気に目を付けた郊外型ショッピングセンター(SC)など各地の商業施設からの出店要請が相次いでいるといい、“H&M現象”は東京から全国に飛び火する勢いだ。 ◇ ■銀座店成功で自信 原宿店は竹下通りに近い抜群のロケーション。ビルの地下1階から3階に入居し、売り場面積は銀座店の1.5倍の約1500平方メートル。若者が集まる地域だけに、ポップで明るい色の商品や人気ブランド「コム・デ・ギャルソン」とコラボレーションした独自商品を投入する。価格は同ブランド品の半額近くで、早くも売り切れを期待している。 原宿地区は国内外のカジュアルショップ