27 :日出づる処の名無し:2005/06/10(金) 22:31:04 ID:v8fQPoe+ 日本が作った近・現代ヨーロッパ文化 1 そのきっかけは、19世紀後半に、フランスはパリを中心として、 ヨーロッパ各国で開催された万国博覧会でした。 浮世絵を中心とした日本の美術工芸品が大々的に紹介され、 大変な日本ブームを巻き起こしたのです。 日本の美術工芸品は、さながら現代のメイド・イン・ジャパンの電化製品や自動車のように、 ヨーロッパの人々に熱狂的に迎え入れられました。 人々は争って日本の美術品を求め、 やがて浮世絵や伊万里を持つことが上流階級のステータスとされるまでになったのです。 ヨーロッパの伝統絵画では、戦争画や宗教画、貴族の肖像画が中心でしたから、 庶民の日常をのびのびと描いた浮世絵の自由な画風や、明るい色彩、大胆な構図は、 ヨーロッパの人々には大変な驚きだったのです。「こんな絵が