当時、秀吉を悩ませた問題が、「西洋(ポルトガル、スペインら)とどう付き合うか?」でした。 主な問題は次の2つです。 (1)貿易問題 (2)宗教問題 秀吉は、(1)の貿易をぜひ続けたいと思いました。西洋の技術や産物は日本にとってとても魅力的だからです。そして、(2)のキリスト教についても当初は質問者の仰るとおり、秀吉はたいへん好意的でした。秀吉の身近な者にもキリスト信者が少なくなかったそうです。 また、民衆の中にもキリスト教の信者が増え、当時数十万人も信者がいたといわれています。 日本人には、新しいものや外国からの文化を広く受け入れるという民族性がその背景にあったからとも思います。 しかし、ここで問題が起きます。 キリストを信じるようになった大名(キリシタン大名)が、自分の領国の民衆に「キリスト教を信じろ」と強制するようになったのです。 しかも、領内にある神社やお寺を破壊し始めました。 そこ