国の経済的な発展に関与する要因を特定するのはなかなか難しい作業だと思います。 国によって価値観も生活習慣も違うわけですから。 たとえば日本とドイツは同じような発展をしている国ですが、教育制度は大きく違いますし、GDPに占める産業構成も違います。もちろん置かれている環境も違いますよね。 フィリピンについても、日本人視点からすると問題視されるものも、それが実際にフィリピンの発展阻害要因と断定できるとは限りません。 たとえば質問者さんはフィリピン人のアドバンテージとして英語を挙げていますが、私は逆だと思います。フィリピンでは初等中等教育において英語とフィリピン語、二つの言語教育に同じ時間を割いています(正確には英語のほうが2割ほど多い)。私には無駄としか思えません。どちらかをやめて、その分を理数系の教育に割り振った方がよほど良いように思います。 就学率の低さ(小学校で95%、中学校で60%)も大