野田佳彦内閣の閣僚資産公開で、2億5436万円と資産額トップとなった山岡賢次国家公安委員長・消費者担当相の事務所が、妻が代表取締役の親族会社名義になっているため、資産公開の対象になっていないことが、本紙の調べでわかりました。 山岡氏の資金管理団体「賢友会」は、国会に近い東京・永田町の高級マンション「パレ・ロワイヤル永田町」(11階建て)の5階の一室に「主たる事務所」を置いています。 かつて、金の延べ棒が出てきた自民党の故金丸信副総裁の事務所もあったマンションで、いまも多くの政治家が事務所を置いていることで有名です。 登記簿によると、146・18平方メートルの部屋は、山岡氏の妻が代表取締役で、「不動産の賃貸、管理」を掲げる「大里商会」(資本金1000万円)が所有しています。極度額7000万円の根抵当権が設定され、この部屋を担保にした借金の債務者に山岡氏本人がなっています。 賢友会の政治資金収