著者プロフィール:伊吹太歩 出版社勤務後、世界のカルチャーから政治、エンタメまで幅広く取材、夕刊紙を中心に週刊誌「週刊現代」「週刊ポスト」「アサヒ芸能」などで活躍するライター。翻訳・編集にも携わる。世界を旅して現地人との親睦を深めた経験から、世界的なニュースで生の声を直接拾いながら読者に伝えることを信条としている。 日本の社会現象について外国人監督が取り上げたドキュメンタリーが続いて公開されている。直近では米国人監督による日本のうつ病に関するドキュメンタリーが公開されたばかりだ。でも注目度の高さでいえば、日本の自殺について描いた『Saving 10,000(自殺者1万人を救う戦い)』(2012年末公開)だろう。『Saving 10,000』は現在、ネット上で完全版が無料視聴できる(参照リンク)。 外国人が日本の国内問題についてドキュメンタリーを製作したことで、この作品は日本メディアだけでな