小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は24日、政治資金規正法違反の罪で、陸山会会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)を起訴した。捜査関係者によると、大久保被告は、起訴事実を否認しているという。 これまでの地検の調べによると、大久保被告は平成18年10月ごろ、西松建設のダミーの政治団体「新政治問題研究会」(新政研)経由で陸山会に対して行われた西松の企業献金100万円を受領していたほか、16年3月~19年3月、陸山会が西松から受領した2100万円の献金を、新政研と「未来産業研究会」(未来研)という2つのダミーの政治団体から受けた、とする虚偽の記載を政治資金収支報告書にしたとされる。