「国民の期待に応えられるよう、ぶれずに公約に沿って教育改革を進めてほしい。われわれも緊張感を持って臨んでいきたい」 民主党の支援団体のひとつ、日本教職員組合(日教組)の地方組織、大阪府教職員組合(大阪教組、約1万5千人)の新居晴幸・中央執行委員長はこう述べて衆院選で政権交代を実現させた民主党へ強い期待を寄せた。 日教組は旧社会党から民主党を支え、長年にわたって自民党政権と対峙(たいじ)してきた。 衆院選公示まであと1カ月に控えた7月19日、大阪府内で開かれた自民党の立候補予定者の国政報告会で、応援でステージに立った自民党府議は、「戦後の教育をめちゃくちゃにしたのは日教組だ」で強い口調でまくしたてた。そして、「日教組が支持するような人に文科省(文部科学省)を任せるわけにはいかない」と民主党批判した。 新居氏は批判を聞き、「政権交代が現実味を帯び、自民党の攻撃はきつくなった。これまでは無力感が