10月8日にがんとの闘病の末、他界したザ・ポーグスのフィリップ・シェヴロンについて、バンドは公式な声明を次のように明らかにしている。 「8日の朝に喉頭がんによる合併症のためフィリップが亡くなったという訃報を聞いてバンドの人間はみな深くうちひしがれています。フィリップは2006年に初めてがんであると診断され、身体に重い負担のかかる抗がん剤療法を気丈さと不屈の精神と気高さで乗り越え、快方に向かっていると宣言されてもいました。しかし、昨年の8月に担当医の検査を受けたところ、がんが再発し、もはや手術は不可能だとも宣告されることになってしまいました。 ぼくたちは数ヶ月も前から最悪の事態に備える猶予を与えられることになったとはいえ、なんの助けにもなりませんでしたし、いざその瞬間が8日の朝に来てみると、心の準備などまったく無意味であることを思い知らされ、その衝撃はとても深いものでした。フィリップの死が遺